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セカイ系否定の物語『魔術士オーフェン』

新シリーズが始まるってことで読み返してみると、当時も面白く読んでましたが、いま読んでも面白い。
特に2部に当たる東部編の面白さは、いまだから感じる光るところがあって興味深い。

そもそもこのセカイ系って言葉、大嫌い(笑)
定義不明だし。にも関わらず言葉だけが先行していて、実に気持ち悪い。
要するにこの言葉の本質は、自分の都合に良い事を語りたいだけの奴が作った、自分に都合が良いだけの言葉でしかない、ただの言葉遊びだから、真面目に捉えるだけ無駄なんだよね。
曖昧すぎて語るに値しない。

その割りに「セカイ系の否定の物語」と書いたのは、魔術士オーフェンってこの作品が、
たった1人でセカイを変える超人の否定が結論だからなんだけどね。

この世界観は美少女+主人公=世界で構成される多くのライトノベル群とは対極にある。
つまり1個人に、セカイを変える権利があるのか?
という問い掛けの中で、セカイに対する責任をそれぞれが背負うべきであるという結論の元に、構造的に物語を分解するなら、魔術士オーフェンのラストは、隔絶された狭い部屋の中でセカイを決めようとするドラゴン種族の始祖からセカイを解放する物語だったわけです。

しかも明確に、

たった1人でセカイを救う超人を否定するオーフェン
たった1人でセカイを救う超人を肯定するコルゴン


という両者が対極の存在として描かれ、その価値観の対立の果てに、個人がセカイを変えることを否定した結果、セカイを救わないのが魔術士オーフェンという作品なわけで、これはつまり個人にセカイを変えるというリスクを背負わせて、その他の誰も責任を取らないというような無責任で安易な結論の物語とは対極にある結論とも言えます。

そしてオーフェンはセカイを救わなかったとして大犯罪者とされてしまうわけですが、新シリーズというのはそこから新大陸に渡った後のストーリが描かれるので、これもまた内向的に引き篭もる作品とは対極の外へ外へとセカイを開放していく作品なんですねー。


某誰かが、龍騎や小泉政権を持ち出して「決断主義で現実をサバイブ」をかアホなこと言い出してましたが、ライダー持ち出してくるなら既にクウガの時点で、ライダーの世界は、ライダーと敵組織の2者間にのみ存在するセカイではなく、現実の警察組織に属する一条さんと共に敵を追っていく現実世界になっているワケで、当時、今更何言ってんだとか思ってたんですけど。


まぁ、それはともかくとしても、セカイ系のような個人にセカイを変えさせてしまう安直な選択肢を取る作品は多いのに、
その逆はあまり見かけない気がしますね。
物語の構成上難しいのかもしれませんが、どちらにしても、ご町内レベルで争ってたのが、いきなり宇宙の法則を改変しましたとか、何もかもが薄っぺらいだけなんで、あんまりそういう安直な結論ってどうも馬鹿馬鹿しくて馴染めないんですよねー。
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