FC2ブログ

記事一覧

【コラム】『萌え』とは何ぞや?

結論:分かりません!


今更こんな話題かよって事なんですが(笑)
改めて『萌え』とは何なのか?

って、このクエスチョン自体は、秋葉原ブームだとか何だとか言われてテレビなどのメディアでオタク文化が頻繁に紹介されていたときに、散々いろいろなところで繰り返されてきたクエスチョンなので、まさに今更って感じなんですけど、で、結局のところ『萌え』とは何なのでしょうか?

この疑問は21世紀に残された哲学における難題なんじゃないかと……ないか(笑)
語源とか今更くだらないし無駄なんでやりませんけど、この概念っていうのはとても曖昧で変化しやすく、時間の経過と共に変容を繰り返してますよね。


これについては、私が高校生のときは、『萌え』っていうのは、自然と芽生えてくる感情の機微のようなもので、誰かに教えてもらわなくても理解出来る人は出来るし、あるとき突然理解ったりもする。その逆に理解出来ない人には何を言っても、そもそも全く理解出来ない、そういうものだろうって私は個人の認識としてはそんな風に考えていたわけです。
だとすると、この時点で『萌え』っていうのは感情に根ざした動詞なワケですよね?
だって、『萌える』って言うんだから、動詞であることは間違いないはずでしょう。

ですけど、それから数年が経過し、秋葉原ブームだなんだとか言って、どんどん『萌え』が一人歩きし始める。
萌えキャラと呼ばれるようなキャラクターが出来上がり、容姿、言動、行動、展開、その全てが『萌え』という形でテンプレ化が始まり、それが完成した。いまはそのテンプに沿って物語やキャラクターがベルトコンベアー式に生産されているワケですが、これはもう動詞じゃありませんよね。
いつからか『萌え』っていう単語は形容詞に変容しています。

つまり萌えキャラが萌える行動をするのが萌えである。というように、既に個人の感情とは完全に切り離された次元に達していて、自分の感情が入り込む余地がない。

そしてまた、こういう状況が作り出している独特の世界観でありお約束とでも言えるのが、『萌え』は全てにおいて優先される概念であるという現状の定理です。

だから、どんなに人格破綻者のヒロインでも可愛ければ許されるというような間違った異常性に世界自体が支配されていたりするワケです。
これはもう散々言ってますけど、何の理由も脈絡もなく一方的に主人公に暴力を揮うようなヒロインがいたり、あまつさえそれが当然の事であるかのように受容している気持ち悪い世界が構築されていたりする。

従来型の昔からお約束として使われてきた展開である、ラッキースケベなどが起こり主人公は殴られる展開っていうのは、殴られる変わりに主人公は得をしてるから成り立つのであって、実はこれは50:50であって、だからこそある程度、誰が読んでも普遍的に受け入れられて納得出来る展開になっている。
『ラブひな』とは最たるものですよね。話のオチとしても機能していますし。

ですけど、これが主人公に何の非もない状態で殴られたり理不尽な目に合うってことになってくると、それはもう別物なんですよ。こんなのはもう普遍性を担保出来ない。


これは明らかに現状『萌え』というものは暴走していて、個人の感情から切り離された時点で歯止めが効かなくなって来てるんですよね。
『萌え』という言葉の名の下に、どんな歪んだ価値観も基地外ヒロインも異常性に満ち溢れた世界も、何もかも肯定されてるって現在の『萌え』の姿っていうのは=そのまま『萌え』系作品は気持ち悪いっていうところに直結してるんですよ。


そんなこと言ってアニメも漫画もゲームも好きですけど(笑)
だけど、ただ気持ち悪い部分が強くあるのも確かで、こんなのありえねーだろって思うことが多々あります。

アニメって、こんなに気持ち悪かったっけ?
なんて感じることがあるし、それはアニメっていうメディアが視覚的な意味で一番そういう部分が悪目立ちし易いからなんだろうとは思うんだけど、最もその傾向が酷いのはライトノベル。
ラノベだけは本当もうどうしようもないくらい酷い。


そろそろ『萌え』っていう感情を個人に返すべきなんじゃないですかね?

暴走の果てに行き着いた感のある現在の『萌え』っていうのは明らかに異常だし、全てが『萌え』というテンプレで構成されるワンパターンな世界感やヒロインとか、世界が構築されてないしヒロインも生きてないですよ。
そのヒロインの主張も行動も何かも全てがテンプレ通りで、それって気持ち悪くない?
まるで人形のようなロボットのような。萌え展開という名の下に、次はこうするんだろうなって異常なほど機械的に進んでいく無機質で歪んだ世界観はどうしたって歪が出るでしょう。

だからこそラブプラスとかヒットしたんじゃないの?
あのゲームはリアルと連動していて、リアル彼女として存在しているっていう点もありますけど、あのゲームに出てくるヒロイン3人見ても、明らかに普通でしょう。

それに今ほど『萌え』って概念が表に出てきてない時代だって、私達は自分で自分が好きな『萌え』っていう感情を見い出していたはずで、『萌え』っていうのは、なんていうかナイーブで繊細で個人の感情の中で最も傷つきやすい『好き』っていうところに根ざしていて、だからこそ千差万別で自分だけの自分だけが感じるものだったんだから、別に今ほど露骨に『萌え』ってものをあからさまに主張しなくても良いはずなんですよ。


なのでエロゲーとギャルゲーには期待しています(笑)

ギャルゲーで『アマガミ』や『ラブプラス』のような普通型のヒロインがヒットしているように、エロゲーで痴漢道とでも言うべき、痴漢哲学の追及が起こっているように、ギャルゲーやエロゲーっていうのは、最も好きっていう感情に訴えかける『萌え』と最も親和性の高いジャンルですから、エロゲーなんかは今年、どういうヒロインがこれから人気が出るのかっていう『萌え』という概念自体を考え直す時期が来てますよ。

実際、最近のエロゲーって何か無茶苦茶なヒロインに、作中で、それはおかしいだろっていう否定のバランサーが働いてる作品が増えてきてるように思えます。それが成功してるかどうかはさておき(笑)
逆にここら辺に全く配慮のない作品の方が目立つようになってきていて、この辺りが洗練されてバランスの良い作品が作られるにはもう少しだけ時間が掛かるのかな。
けれど、これは良い兆候ですから、このまま続いて欲しいですね。

結局のところ、アニメとかラノベとか漫画とかって他のジャンルで輸入されるには、エロゲーなどで価値観が広がり概念が普及した数年後くらいなので、現状が目に見えて変わったと感じられるのは、2年後の2013年かな(笑)
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

toy00

Author:toy00
■当ブログではダイレクトマーケティングを推奨しています

■オタクの、オタクによる、オタクのための世界。
The world of the OTAKU, by the OTAKU, for OTAKU

■創作物の規制/単純所持規制には断固反対しています。
http://www.savemanga.com/

■ガラパゴス化の何が悪いのか?
Only one subculture

運営コメント

記事を更新する時間がないときに活用しようと思って作った一言コメント枠、全く活用されてない説。

プリンセスハートリンク 剣姫たちの艶舞

プリンセスハートリンク~剣姫たちの艶舞~ 120px×600px

アクセスカウンター

エロゲーリンク

アリスソフト G.J? bunner_silkys.jpg CandySoft -オフィシャルホームページ- ole_bana.gif

エロゲーリンク

score.jpg bspban.gif BKACKRAINBOW.gif 13cmbn.gif bnx_august.gif ETERNAL_banner01.jpg Guilty.jpg windmill_banner05.jpg banner01.jpg unibana3.gif