【オタク】今年はこうなる!2019年統合予想SP!!
- 2019/01/12
- 22:00

今年1年を占ってみようという新年の企画記事。
今年はちょっと形式を変え10大予想から、統合予想へと変更してみました。
理由としては、
毎年「今年はこうなる」とか言っていますが、これまでは今年というより数年来に起こりそうな変化を予想したものになっていて内容も結構フワッとしていました(笑)
しかし!
今回はもう喫緊に迫っている重大な問題が山積となっており、非常にシビアな状況になっているので、このまま行くと今年中に起こるであろう問題も含めて、具体性と精度を重要視し、ジョージフリードマンの100年予測ではありませんが、管理人による1年予測と敢行。
全てに問題に関係するテーマは、これだ!
世界情勢と娯楽再編
今回は海外情勢に密接に関係し、今後起こりうる娯楽の再編を考えていきましょう。
【アニメ・映画】
・米中IP争奪戦争
米中貿易戦争が勃発していますが、この問題は実は貿易が主題ではなく、本質は安全保障にあり、世界の覇権を巡る動きの中にあることは良く知られていることかと思います。
その一方で世界では娯楽の再編も起こっており主要プレイヤーはやはりアメリカと中国。
それが何故アニメや映画といったジャンルにも関係してくるかというと、ディズニーが21世紀フォックスの映画事業(20世紀フォックス)を8兆円で買収するという巨額の買収劇が昨年起こりましたが、徐々に大型資本によって娯楽企業が統一されつつあります。
残るのは世界で5社程度と言われており、多くのIPを持つ会社が統廃合によって再編されます。
要するにかつてゲーム業界で会社の合併が相次いだような状態が世界規模で起こっているということですね。
セガとサミー、コナミとハドソン、バンダイとナムコ、スクウェアとエニックス、コーエーとテクモ......etc
それに何の利点があるのかと言えば、ビジネスモデルがサブスクリプション型に移行する中、如何にコンテンツを独占しているのかは重要な要素です。
サブスクリプションというのは動画配信サービスのような形式を指し、月額利用料を払ってサービスを受けるというものですね。当然、オリジナルの豊富な独占コンテンツを持っていれば持っている程有利であることは疑いようもありません。
更にディズニーが20世紀フォックスの買収で20世紀フォックスが持つ版権を手に入れたことで、既にスターウォーズの映画もディズニーによって製作されていますが、例えばやろうと思えばディズニーランドにエイリアンやプレデターを徘徊させることも可能になります(笑)
このようにテーマパーク事業などにも大きく影響し、自社の持つ豊富な版権を活用することでビスネスの拡充に繋がる。
こうした状況を考えると、起こりうるのはIPの争奪戦です。
主要プレイヤーはアメリカと中国。
中国側だとテンセントなどが代表的でしょうか。
テンセントは次々と買収を進めており、その傘下にはEpic Gamesも含まれています。
Epic Gamesは汎用ゲームエンジンのアンリアルエンジン4を開発しており、多くのゲームがUE4によって開発されています。更にSteamと同様のオンラインゲームストアを開設し、プラットフォーム事業への攻勢を強めています。
先日、買収の報道が駆け巡った韓国の老舗オンラインゲームメーカー、ネクソンも買収先はテンセントかエレクトロニック・アーツ(EA)と言われており、テンセントなら中国陣営、EAならアメリカ陣営という構図に。
ではそれが日本にどのような影響があるのか?
既にその影響は大きく出ており、Amazonのプライムビデオで『仮面ライダー アマゾンズ』が独占コンテンツとして供給されているところは知るところかと思います。
そうした動きが拡大しており、NETFLIXでは今年4月1日から「月刊ヒーローズ」で連載中の『ULTRAMAN』が全世界独占配信、更に2020年にはシリーズ最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』がこちらも全世界独占配信されます。
日本のコンテンツが海外主導で製作されるという状況になりつつあり、皮肉なことに、こうした脱・地上波の動きは何十年間もアニメ業界が抱える問題として挙げられながら改善する気のサラサラなかったアニメーターの低賃金問題を解決する切っ掛けになる可能性が高いです。
動画配信サービスによるコンテンツの場合、地上波のように1クールといった区切りを重視する必要がない。
12話放送して、翌年からシーズン2がまた12話始まるといったような海外ドラマ形式で製作しても良いわけで、これまでのような地上波を中心とした大量生産大量消費型のビジネスモデルから大きく転換します。
映画に関しても、『ヒーローアカデミア』や『進撃の巨人』『ゴジラ』など、どんどん日本作品がハリウッドで映画化決定したりしていますが、今や日本の漫画はハリウッドの重要な原作供給拠点になっており、この関係は今後より強化されます。
日米同盟は娯楽においてもその強度が深化する。
例えば、円谷プロダクションがマーベルに買収されたりとか、上記のような動画配信サービス企業とライセンス契約を結んだり、業務提携を行ったりとか、そうした展開は十分考えられます。
アメリカはヒーローものが大好きなので、特に円谷とかは絶対狙ってると思う(笑)
後はタツノコとか。タツノコはほぼ確実にAmazonプライムかHulu、NETFLIXでコンテンツの独占配信が行われそう。
そうした形で業界の再編が行われる中、アメリカと中国を中心にIPの争奪戦が起こります。
が、確かに3ヶ月程前くらいまではそう確信していたのですが、中国に関してはちょっと不透明かもしれません。
考えを改める切っ掛けとして、現在の米中新冷戦化が、どのような形で終わるのか見通せなくなっています。
特に中国の情勢が不安定化しており、IPの争奪という部分でもこれから圧力が掛かりそう。
具体的に言えば、昨年日本市場でも『荒野行動』がアプリゲームのヒットタイトルとして上位に食い込んでいましたが、あれだって本来は『PUBG』が享受すべき利益だったとも言えます。丸パクリして『PUBG』より先にアプリ市場に出したわけじゃないですか。
この構図は日本の新幹線技術をパクッた中国が今では自国の高速鉄道と言って海外に輸出しているのと同じです。
そして日本はその中国との受注戦争に負けたりしているわけです。
中国に新幹線の技術を流出させた日本が悪いといえば悪いのですが、これこそがまさに今、アメリカが問題視している技術の盗用、知的財産権の保護、技術覇権という米中新冷戦の本質ですよね。
中国では『ゼルダの伝説BotW』や『Splatoon』のパクリゲーも当たり前のように配信されており、中国国内で配信されているそれらのゲームを任天堂は止めようがない。そしてそれを今度は逆にアプリゲームとして全世界に配信されたらどうなるのか?
そういう状況がある中で、米中の現在の状況を考えると、そのまま中国系の企業がすんなりIPの争奪戦に参加出来るほど、現在の状況は安穏とはしていない、むしろ潰される可能性もあるのではというのが、ここ3ヶ月での認識の変化です。
ジャックマーも自分が共産党員だと明かした上でアリババから降りたじゃないですか。
アレはどう見ても確実に自己保身だと思うよね。
ファーウェイの副会長がカナダで拘束されましたが、今度はポーランドでもファーウェイ幹部が拘束されました。
確実に中国のスパイ行為に対する包囲網は狭まってきており、そもそも中国で急成長急拡大するような企業は全て中国共産党の意向によるところが大きいところを考えると、戦々恐々でしょうね。
でもその割にはゲームに関しては中国はあんまり好きじゃないみたい(笑)
これはまたゲームのコーナーでやります。
・アニメ業界は下半期から来年に掛けてスケジュールが白紙になる
これこそ1年予測に相応しい具体的かつ喫緊の課題でしょう(笑)
どういうことなのか?
アニメというのは必ずしも日本国内だけで作られているわけではありません。
アウトソーシングで海外に任せている部分も大きいのですが、その中でも韓国は結構な割合を占めます。
そう、韓国です。
もうお分かりですね?
現在の日韓関係は連日報道されている通りです。
いや、そうはいっても企業同士は仲良くやっているし問題ない影響はないとか思っている企業の人も多いと思うんですけど、もうそんな状況じゃなくなりつつあり、国家としての付き合いを止めて制裁しようとなっているわけです。
ビザの凍結や関税引き上げといった制裁案も出ており、日本側の嫌悪感情というのは日に日に増しています。
その状況下で暢気に企業同士は関係ないとか言ってる場合ではありません。
それどころか、韓国から撤退を示唆している在韓米軍。
アメリカが韓国から撤退すれば、事実上北朝鮮に対する抑止力はなくなります。
現在想定されるプランは3つです。
1.北朝鮮主導による朝鮮半島の統一
2.韓国主導による朝鮮半島の統一
3.韓国で軍事クーデターが起こる
ぶっちゃけ1か3だと思う。
2は3が起こった場合あり得るかもというような複雑な情勢。
この場合の韓国というのは1枚岩ではなく、軍事政権化した上で北進するか南進するかという状況です。
融和的な統一か、果たして軍事的な統一なのか。どちらせよ戦火に包まれるでしょう。
しかし仮にどんな場合でも最悪なのは、全てのパターンにおいて主敵は日本であるという点です。
北朝鮮も韓国も仮想でもなんでもなく敵国を日本と定めています。
韓国は軍事費を増強していますが、北朝鮮に対しては融和策で軍備を縮小しています。
北朝鮮と統一を掲げるのであれば軍備を増強する必要はない。
にも関わらず何を想定して軍備を増強しているかと言えば対日本に他なりません。
今年3月頃に一つ山場が来ると予想されていますが、北と統一するのであれば38度線は問題にならない。
どうなるのかといえば38度線が南下し、対馬が最前線になる。
北朝鮮が日本の目の前に来るという緊迫した情勢になります。
新アチソンラインが対馬になれば、これまで緩衝材としてわざわざ先進国に引き上げて利用してきた韓国はもう役立たないわけで、日本の防衛費が少し増えただけで発狂している人が多いですが、そんなこと言ってられるような場合ではありません。
これだけの激動が今年起こると予想されている朝鮮半島情勢で、韓国企業にアウトソーシングしていますとか言ってられるのは今のうちだけでしょう。トランプ大統領が中国に工場作るなアメリカに作れとAppleに圧力を掛けていますが、サプライチェーンの問題から言っても、一刻も早く韓国から引き上げないと正直洒落にならない事態になりそうです。
そういう意味でも今年下半期から来年に掛けてにアニメのスケジュールというのはいつ白紙になってもおかしくないくらい2国間の情勢は緊張状態に入っている、そのリスクが高まっているのを感じます。
【ゲーム】
・アプリゲームはガチャと共に死ぬ
国内メーカーがこれほどまでに愚かだったとは......。
『アズールレーン』『ドールズフロントライン』『アイデンティティ5』『荒野行動』
これらは中国企業が配信しているアプリゲームであり、国内のアプリ市場で飛躍的に存在感を増しています。
これらのアプリの特徴は、アズレンやドルフロなどこれまで日本が得意としてきた擬人化手法を完全にトレースしていること、そして何よりガチャに依存しないゲームシステムであるということです。
国内アプリゲームメーカーが異常なほどガチャに執着しているのとはまるで対照的です。
そもそも何故あれほどまでにガチャに執着しているのか分かりません。
中小のしょうもないアプリゲームでもクソみたいな確率でガチャを実装しているじゃないですか。
あんなもんガチャが回るわけない。サービス終了という自殺を繰り返すだけ。
そうであるなら、中小ほどガチャを切り離してアイテム課金などで長く丁寧に遊べるゲームを目指すべきなのですが、回りもしないガチャを実装するしか脳がないというか、次の項目にも繋がりますがアイデアが欠片もありません。
その隙をまんまと中国企業に入り込まれているというのが現状です。
日本以外のアプリゲームは基本的にはPCゲーム、コンシュマーゲームの要素を簡略化してアプリゲームとしているものが多いので、比較的遊べるゲームであり、ガチャというマネタイズに拘っていません。国内のアプリゲームが最初からガチャありきで設計されているのと設計思想が異なっています。
この傾向は今後更に強くなることは明らかです。
中国は、ゲーム市場は巨大ですが、ゲームに対して中国共産党の覚えが悪く規制が厳しい。
事実バトロワゲームの禁止やゲームは1日1時間規制など、日に日に強化されています。
つい先日、凍結されていた新規のゲームに対する認可が解除されましたが、その中に中国の大手ゲームメーカーであるテンセントやNetEaseは含まれていません。子供に悪影響を与えるとして、こうしたメーカーが主に配信するような戦争ゲームに類するようなものは軒並み規制されています。
そこで目を付けたのは日本です。
日本のゲーム市場は、中国、アメリカに続く3位の規模であり、支出額は1位という巨大な市場です。
テンセントやNetEaseが規制で苦しい国内市場から、日本市場攻略に力を入れるのは当然の動きです。
巨大資本によるアプリゲームながら比較的遊べてガチャのような異常な課金要素もない安定した大規模なゲームに対して、どうして国内の中小が配信する灰課金仕様のアプリゲームが生き残れると思うのか、国内のアプリ市場は、既に海外勢との対決になっており、雑魚は駆逐される運命です。さよならさよならさよなら
・サードパーティー不要論
PS4は国内のゲームの歴史上最も強力なラインナップに恵まれたハードとなりました。
ファイナルファンタジー、ドラクエ、モンハン、パワプロ、メタルギア、バイオハザード、ストリートファイター、龍が如く、ソニック、無双、テイルズ、スパロボといった国内メーカーの持つ主要タイトルが全て発売されたといっても過言ではありません。
過言ではありません!
が、にも関わらずこの売れてなさはなんなんでしょうか(笑)
集計上は700万台を超えていることになっていますが、水増し分を含んでいるので実質的には良くて7割。
ソフトの売れなさを見るともっと低いかもしれませんが、それで500万台くらい。
国内のコンシュマーゲームの歴史の中で生まれた主要タイトルをこれだけ集めてこの惨敗。
更にAAAの洋ゲーなども揃っているにも関わらずです。
逆にそれらが全くない状態で任天堂のNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)が大ヒット。
累計もそろそろ追いつかれる頃ですが、アクティブでは既に上回っているでしょう。
サードパーティーが集結したのに、任天堂たった1社に敗北したという歴史的異常事態。
この結果から言えることは、既にサードパーティーは国内ですら戦えなくなりつつあり、ユーザーから見限られつつある。それでまた最近になって海外海外言ってますが、結局魅力がないから売れないという身も蓋もない状態なので、海外に活路を求めたところでみたいな状況です。
この結果から言えることは、もうサードパーティーは独自に市場を作る力を失っているということであり、影響力皆無。いてもいなくても大して変わらないという存在になってしまいました。さよならさよならさよなら
生き残り策として、今起こっている娯楽再編の波に巻き込まれるんじゃないでしょうか。
今更、任天堂ハードに参入してソフトを出したところで魅力もなく、信用もないサードのソフトは売れないわけで、逆に任天堂はサードが出さない分いろんなジャンルをカバーしようと開発力を強化してきた結果、サードは全てのジャンルで任天堂ソフトと競合してしまうのはしんどい状況ですね。単に海外しかもう行き場ないくらい追い詰められています。
逆に1社で市場を構築出来る任天堂は我関せずで独自路線。
こうなるともう国内のCS市場は任天堂市場といっても問題ないくらいになりそうです。
特に今年1年はサードを駆逐する1年になりそうな気がして恐ろしい。
特に今年はSIEはE3にも出ないという話ですし、それで数年後にPS5が出たとして、またファイナルファンタジー、ドラクエ、モンハン、パワプロ、メタルギア、バイオハザード、ストリートファイター、龍が如く、ソニック、無双、テイルズ、スパロボを集めましたといったところで、更に縮小するのが目に見えている悲惨な状況。
どうしてこうなった......orz
他にも細かいジャンルで色々とあったりするのですが、メインテーマからは外れるので割愛。
今年は海外との関係性から起こりそうな事情を予想してみましたが、現在の緊迫した情勢下だと、娯楽の話をしていられるだけまだ余裕があるという感じかもしれませんね。そのうちそんな話をしていられないくらい厳しい環境になるかもしれません。
本当にそんな戦争前夜になるのか思っているのかと聞かれたら、なると思っています(笑)
笑い事じゃないんだけど、日本は長年平和だったのでどうしてもそういう意識に欠けますが、かなりギリギリの状況だと思う。
陛下が「平成は戦争のない時代だった」と仰られていただけに、せめて平成のうちだけは争いが起こらないことを望みますが、正直対立構造は近く激化するでしょうね。避けられないと思う。
幸いEUを離脱するイギリスがEUに変わるパートナーとして日本と組む流れになっているので、日英同盟復活という好転の兆しもあります。イギリスはご存知の通り島国であり、日本と同じ海洋国家。フランスやドイツといった大陸国家とはまた違った価値観を持ち、日本とは相性が良いので関係強化はプラスでしょう。そもそもEUに匹敵する経済規模のパートナー自体日本しか存在しませんからね。
アニメのアウトソーシングもイギリスに出したら良いんですよ(笑)
ここ数年のEUによる移民政策によってイギリスにも相当数移民が入っているので、職の確保は必須です。
イギリスもボロボロになった製造業を復活させようと国内産業の転換を図っていますが、大量生産大量消費のアニメ業界も質の転換を図り良質な作品を生み出す製造業として強化していくとか。少なくともカントリーリスクを考えたら韓国からは手を引くべきですし、日本もグローバリズムを放棄して国内生産に回帰しを国力を復活させていこう!