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【アトリエかぐや】LoveHolic

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LoveHolic
http://www.a-kaguya.com/products_bb/2017_9_20/lovexholic_hp_open.html


ゲームには3つの○○ライズがあるのをご存知だろうか?

一つは「ローカライズ」。
外国のゲームを母国語に翻訳して発売したりするもので、近年は洋ゲーでも日本語訳が最初から入っている事が多く、サポート体制が充実してきているのはなんとも有難い話です。

もう一つが「カルチャライズ」。
ローカライズを一歩進めたもので、単に翻訳するだけではなく、その国の文化、趣味嗜好に合わせて調整していく、より決め細やかな対応のことをカルチャライズと言います。

例としては海外のゲームの絵柄がバタ臭くて日本人に受けないと判断し、マイルドなものに変更したりといったものから、人気作品としてはポケモンが各国に合わせた徹底的なカルチャライズを行っている事が有名です。

そしてエロゲー界にも存在する○○ライズ。
そう、それが「エロゲライズ」!

一般向けのジャンルで人気の作品やテーマをエロゲーで表現したらどうなるのかといった実験的試みのことをエロゲライズという。

このエロゲライズは決して二次創作同人ゲームの事を指すわけではなく、対象をあくまでもエロゲーという表現でどう描くのかといった事が主眼であり、大抵アニメや漫画で物凄い人気作品が出たりすると、それをオマージュしたようなキャラクターやテーマ、展開がエロゲーに導入されたりすることに心当たりがある人も多いのではないでしょうか?

例えば4月に発売となった『もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界エロ魔法学園!』には、『FGO』のマシューそっくりなキャラクターが登場しましたが、ああいうのもエロゲライズの一環と言えるでしょう。

そしてこの『LoveHolic』。
何が、言いたいかそろそろお分かりではないだろうか?

このゲームの感想、それを一言で表すなら、

亜人ちゃんは語りたい!

高橋先生になった気分の感想です。


ということで、『LoveHolic』ようやくクリアしました!
いやーアブリル先生最高でした(笑)

亜人大好きな主人公が、ひょんなことから亜人ちゃん達からモテモテになるというストーリーですが、よく作りこまれており、亜人の性質を理解すること、そして理解した上でのヒロインの変化がちゃんと段階的に表現されています。

BARE&BUNNYさんの作品は主人公(プレイヤー)が二者択一の選択をすることに重きを置いていますが、今回はなんとそれがシナリオギミックではなく、ヒロインそのものに組み込まれるという手法が導入されています。

選択の結果、シナリオが派生するのではなく、選択の結果ヒロイン自体が変化します。

雪女orヴァンパイア
善鬼or悪鬼
聖竜or暴竜

となっており、両親それぞれどちらの性質を受け継ぐかを主人公(プレイヤー)が選択します。
それによってヒロインの容姿、性格に変化をもたらすのですが、自分の好きなタイプに染め上げる事が出来る蠱惑的なシステムで妙に背徳感があって最高です!

loho01.jpg

与える覚醒の魔素(精液)の量でヒロインが変化するぞ!

選択の結果、性格が180度変わってしまったりすると、これまでそのヒロインを好きだったプレイヤーからすれば違和感を覚えますよね。あんなに優しかった紅音ちゃんがドSに変貌したままだったら、それまでの(変化するまでの)紅音ちゃんは何処に行ってしまったのかということになりかねない。

そこで、この性格の改変は、覚醒直後に不安定な一定期間のみに起こり、覚醒状態に慣れてくると徐々に落ち着き、これまでの性格と混ざり合い違和感のない形で安定します。

こういうところが良く考えられていて配慮されているなっていうところ(笑)
気が効かない作品なら見落としがちなところもキッチリとフォローしてあります。

こうした段階的変化を踏まえることで、シナリオにメリハリが生まれ多様なヒロインの変化を楽しめるのが嬉しい。
このシステムはヒロインの外見の変化、そしてそれによる接し方やHシーンの変化など、ゲーム全体の幅を広げるのに有効活用されており、非常に良く練られている、考えられて作られている設定である事が分かりますね!

そして、この選択は片方が正解で片方が失敗というものではなりません。
一方を選んでHAPPYENDを迎えたから、もう一方の選択はBADになるというものではない。

確かに善鬼と悪鬼となっているので、一方が悪いように見えてしまいますが、そんなことは全くありません。
考えて見れば当たり前で、両親の性質を受け継ぐわけですから、母親を受け継ぐと正解で父親だと失敗なんてことは有り得ません。子供にとってはどちらも等しく自らのルーツであり、重要なもので比べられるものじゃないですよね。

これを間違った解釈で用いているのが、かの有名MGS(メタルギアソリッド)。
優性遺伝と劣性遺伝の解釈を誤っており、メンデルの法則を理解していません。
良くネタにされているので、知っている人も多いのではないでしょうか(笑)

優性遺伝だから優秀で、劣性遺伝だから劣っていると有り得ない解釈をしていますが、優性遺伝劣性遺伝は単に次代に受け継がれやすい性質の事を指すのであって、それ自体に優劣があるわけではありません。

『LoveHolic』だと、覚醒の魔素(精液)によって覚醒を促すに当たり、より多くの量が必要な方が劣性遺伝です。
つまり、紅音ちゃんだと「雪女」、鈴鹿ちゃんだと「聖鬼」、セイラちゃんだと「聖竜」のアビリティですね。

だからといってもう一方の展開が悪いものにはならず、どちらを選んでもHAPPYなので安心です(笑)

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亜人ちゃんはそれぞれ主人公にベタ惚れです。
最強種の竜族セイラちゃんも主人公の前だとワンコです。
尻尾ブンブン!

亜人ちゃんが大好きな主人公は学園の亜人種に片っ端から告白しては振られてを繰り返していたのですが、まさかの1発逆転亜人ちゃんハーレムに陥ることになるとは......。

直接的に描写されていませんが、主人公がそこまで亜人ちゃんに固執して好きになるのは、とあるルートで明らかになる過去の記憶消去による影響だと思いますが、なんとも可哀想なのは鈴鹿ちゃんです。ずっと恋心を抱いていた主人公は自分の事を忘れて亜人ちゃんに告白しまくってるしで、それが序盤の態度に繋がるのですが、これほど正統派のツンデレは久しぶりにみました(笑)

主人公はやたらとベッドヤクザに変貌しますが、それも肉体的強度の高い亜人ちゃん対しての対抗策といった感じで、その所為なのか亜人ちゃんヒロイン達は、ママの舞凍さん含めて全員超の付くドMなのが面白い!

ベッドだと急にオラオラ系に変貌しオナホや肉便器扱いとかし始めますが、ヒロインもそれを望んでいて幸せそうなので何の問題もありません。むしろもっと過激に扱って欲しそうなヒロイン達。流石は亜人ちゃん(?)

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今回最大の功労者であるアヴリル先生ルートも完備、いや甘美!
まさかの展開でしたが、アヴリル先生なら許す。

主人公が覚醒の魔素に目覚める前から主人公を好いており、何かとお世話してくれたり便利なマジックアイテムをくれたり、助けてくれたりする主人公の味方。主人公からはぞんざいに扱われても健気であり、むしろこれでアヴリル先生ルートがなくてただの便利屋扱いのままだったら忸怩たる思いが残っていたのは間違いない(笑)

自身のルートでは、遂に抑え切れなくなった情欲が大爆発という感じですが、他のルートでも協力してくれますし、ずっと主人公の事が好きでアプローチしてきたアヴリル先生だけに大きな心で受け止めましょう!

紅音ちゃんのママ舞凍さんや、メイドの桔梗さん、アヴリル先生にグラァネ&グリモなど、登場するキャラクターは全てヒロインであるというのは素晴らしいですね。明らかに主人公に対して好意を持っているサブキャラクターとか出すだけだして当て馬扱いとかしている作品も多いじゃないですか。

プレイヤーの心情として、サブヒロインまで全てそういうシーンが用意されているというのは、プレイに過不足なく遊べるというか、クリアしたときに未練が残らないんですよ。スッキリ終われるというか、あのキャラクターが攻略出来ないみたいな未練なく、良い気分で終われるので、そういう心情をちゃんとフォローしているのが素敵でそれだけで好印象。

それでいて母娘やハーレムルートも完備なので、なんとも豪華な作品です。
最近は特にヒロイン数の減少問題が深刻化しているだけに、メインを3人と絞ってもサブキャラクターを増やすことでボリュームを感じられるので、そういう心象が、クリア後に良いゲームだったなで終われるかどうかを分ける重要なファクターとなっています。


ひらすらエロくて面白いゲームでした!
野心的で拘りや過去作に用いられた仕掛けのブラッシュアップなど試行錯誤のたまものだと思う。

エロゲーって、ちょっとでも何かしらの要素を盛り込むと、すぐ面倒くさいとあらゆる要素を全否定する人が増えすぎていますが、いい加減プレイヤーもそこから脱却を図らないといけない段階に来ているのを感じる。その全否定してきた結果が、ゲーム性放棄の思考放棄の全自動紙芝居化に繋がっているわけですからね。この停滞と堕落を生み出しているのはプレイヤー自身でもあります。

BARE&BUNNYさんは、随所に工夫が見られて、ゲームであろうとしている作品作りを自覚的に行っているので、是非ともこの路線のまま続けて欲しいものです。毎回、これだけ明確な意図を感じる作品を作れているのは本当に稀有で素晴らしいことだけに惜しみない賞賛と賛辞、期待は尽きません!


アトリエかぐやさんとしては、ソフトのリリース間隔がズレたのを修正するつもりなのか、6/1に『シスパコ~Hな甘辛4姉妹~』が発表されて、翌月の7/27にはもう発売予定という驚愕の最速リリースを敢行していますが、雑誌掲載での宣伝などに特に頼っていないアトリエかぐやさんにしか出来ない芸当ですねこれは(笑)

個人的には嬉しい限りですが、この『LoveHolic』は、アドレスを見るとURL内に2017_9_20が含まれているので、本当はもっと早くリリース予定だったのかもしれないなぁ......。

BARE&BUNNYさんはとにかく試行錯誤の末に考えて作っている事が分かるので、他のチームより時間が掛かるというのは当然だと思う。その分ちゃんとそれが作品に反映されて良いものになっているので、これはもう致し方ない話です。

次回作も楽しみです!


【星】
★★★★★★★★★★
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コメント

No title

高嶺の花とか、スーパーアイドルとか、他人に関心がないとか(※一例です)いうのが、主人公にはベタ惚れで家族計画まで考えてる…なんての、ベタベタですが大変に愉悦ですね。
あと鈴鹿シナリオにそんな裏があったなんて…と猛省したくなりました。

ところで、システム的に凝った物を出そうという時に必ずと言っていいほど「○○にそんな作風は期待していない」とか「面倒臭い」とかって声が聞かれるように感じますが、没入感の違いというヤツでしょうか。

No title

ちょっとファンタジーでそれでいてヒロインをどうするか自分で決めるっていうのは面白かったですね。
毎回コンセプトが違っていて頑張っていますね。

自分のお気に入りは吸血鬼紅音の吸血シーン、亜人だからか妊娠中でも力強いセイラのセックスなど。
紅音の独占欲からの小悪魔的な態度はなかなか面白かったですね。

あとヒロインの母まで攻略させてくれるとは管理人さんの仰る通り「豪華な作品」になっていると感じました。
とくに今回は親子丼ありで、前作のしごカレがまさかの姉妹ルートなしで結構ショックだったので(しごカレ自体は大好きです)

コメントありがとうございます!

>通りすがり様

周囲を全く気にせずイチャイチャ迫ってくるヒロイン最高でした(笑)
主人公や冷や汗ものですが、あの積極性が亜人なんでしょうか......。

鈴鹿ちゃんのシナリオは思ったより大事件で大事でしたが、サッと解決しましたね。
しかも主人公側の過失ゼロで身内の犯行という。

何故主人公が当時、鈴鹿ちゃんに好かれていたのかは不明ですが、通じるところがあったんだろうというのが何となく伝わってくるシナリオだったように思います。

システム面での話としては、それだけユーザーが高齢化しているのかなーという印象。
口ではマンネリと言いながら、その究極のマンネリ以外を受け入れられなくなっていますね。
こういう空気は新規が入ってきていれば薄れていくものかと思いますが、そういう声が目立つということは、それだけ市場が閉塞して硬直化しているんでしょうね。個人的には試行錯誤やシステム面での挑戦はもっと寛容であるべきだと考えます。

コメントありがとうございます!

>天様

主人公(プレイヤー)がキチンとどうしたいのか介入出来る要素があるというのは良いですよね!
ゲームとして成立していますし、どちらか好きな方を選べるというのはそれだけで愛着が湧くというかヒロインを可愛いと感じられて面白かったです。

吸血鬼になってドSに変貌するのかと思ったら、ちょっと小悪魔になりつつもしっかり主人公大好きなままなのが素敵でした。雪女になって嫉妬心からめっちゃ寝取られ煽りされたのは吐血でしたが(笑)

ヒロインの幅も広くバラエティに富んでいますし、昔はヒロインが5人くらいいるのが当たり前でしたが、最近ではそうでもなくなりつつあるので、尚更そこに対して好印象を持ちますね!

管理人様へ

>周囲を全く気にせず…
最初は恋愛を知らなかったけど独占欲全開になってしまう紅音、本能で懐いただけじゃ説明しきれない乙女モードも隠し持つセイラ、元々嫉妬深い(?)のに加えて覚醒の影響で感情が大爆発してしまう鈴鹿…それぞれに火がついたら全然止まらなくてドキドキものですね。

>身内の犯行
共存といってもまだ半世紀、異種族婚なんて全然マイナーな世界である…という証明が、鈴鹿シナリオにおける事件なのかもしれませんね(鬼族でも位の高い家柄でもあるらしいですし)。舞凍という種族の壁をあっさり越える人もいましたけど。

>システム面での挑戦
往年の『下級生』に通じる部分もあると思いますが、セイラが太壱以外の人間にあんまり興味がないこととか、紅音の恋愛に対する自覚のなさ(しかし後半に一転する)とか、自分で操作して聞き出すという部分に達成感なり特別感なり、があると思うのです。テキストアドベンチャー主流の期間が長すぎましたかね…。

コメントありがとうございます!

>通りすがり様


ヒロインの心理的変化や成長が外見以上に主人公への接し方として上手く表現されていたように思えます。
鈴鹿ちゃんが我慢出来なって結婚を申し込んできり、セイラちゃんのメンタルが大人になったりと、好き一辺倒でもないというか、同じ好きでも愛情の深度が変わっていくのが面白いです!


どうあっても今後緩やかにゲーム性に回帰する流れは避けられないと思うのですが、会話の選択の中で話題を選びながらコミニュケーションを取るといったものはむしろあって然るべき要素だと思うんですけど、あまりにもテキストを垂れ流して読ませるだけに特化しすぎましたね。

ユーザーにもリハビリ期間が必要な気がします・

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