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2017年エロゲー大賞

2017年、最も面白かったベスト・オブ・エロゲーを快刀乱麻の如く決定する2017年エロゲー大賞。
徐々にプレイする本数が減ってきているので、そのうち10/10タイトルとかになりかねない。



1位 ようこそ!スケベエルフの森へ(ルネ)

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ここがエルフのポケットキャンプ場か......( ゚д゚)ポカーン


2017年、最も“予想外の面白さ”だった『ようこそ!スケベエルフの森へ』がNo.1に決定!!

この企画も9年間続けていると、自分で何が面白いと感じるのかはだいたい掴めてくるのですが、プレイ後に1番印象に残り易い作品というのは、“予想外に面白い”作品であり、そうしたサプライズ効果を持つものが大抵1位になるように感じています。

『ようこそ!スケベエルフの森へ』はタイトルから一見ネタ系の内容と思いきや、プレイして見るとビックリ。
まさかまさかの良質なファンタジーに仕上がっており、世界観、BGM、主人公、そしてヒロイン。各要素に浮ついたところが一切なく、作品全体を“静謐”な雰囲気が包み込む非常に濃厚で密度の高い純正ファンタジーとなっています。

昨今、異世界に転生して無双でチートみたいなラノベが粗製乱造されまくっていますが、今作もそうした異世界召喚系のカテゴリーに属する作品です。

しかしながら主人公に特別な力は一切なく、求められるのは種族繁栄の為エルフを孕ませることのみ。

設定からただひたすら酒池肉林のハーレムを甘受する内容になるのかと思いきや、仲違いしているエルフとダークエルフの関係修復の為に積極的に行動する前向きな主人公のひたむきさ、何の力も持たないただの人である主人公が、召喚された異世界という世界を知り、ヒロインとの触れ合いの中で、その世界で共に歩もうとする生涯が描かれる骨太な内容となっており、元の世界に対する郷愁の念や一抹の寂寥感などがありながらも幸せな日々を送るという、濃密な内容はタイトルからは全く想像が付かない物語になっていて驚きの連続でした。

そしてエルフと言えば渚葵先生ということで、良く成年コミックなどでもエルフ漫画を描かれていますが、エルフに対する理想がこれでもかと詰め込まれた内容になっています。まさにエルフとはこうあって欲しいと願う人類の理想を具現化した作品。

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エルフっていうのは耳が尖っていて、おっぱいが大きくて、無限の包容力を持っていて、めちゃくちゃ優しい種族で、ダークエルフは褐色で、エルフよりエッチで、でもやっぱりおっぱいは大きくて、無限の包容(以下エンドレス)

ヒロインの造詣も拘って作られており、乱暴で粗野な感じのエルダちゃんは、その実、可愛いらしい女性らしい容姿や衣装に憧れていたり、デルヴァ将軍も子煩悩だったりとヒロインの二面性がキチンと描かれており、そこに触れることでヒロインが一気に魅力的になっていきます。

長老のノルちゃんもエルフの未来を真剣に憂いながら、遠い先の明るい未来を語ったりと、神樹の謎や秘められし過去といった伏線も張られていたりと物語としても面白く、『ようこそ!スケベエルフの森へ』というタイトルに反して内容はとてつもなく生真面目というそのギャップが素晴らしい珠玉の1作。この意外性は見事なサプライズでした。

クリア後の時点で今年1番面白いのではと直感していたのですが、そのまま今年の1位に決定です(笑)
こういう予想も出来ないところから登場する名作の存在こそがエロゲーの醍醐味ではないでしょうか?

2017年に偶然生まれた奇跡の産物であり、なかなかこういうのは真似して作れるわけではないので後に続かないのですが、ルネソフトさん自体は最近特に精力的に活動なさってますし、良いゲームを沢山発売しているので今後も大いに期待です。

ルネソフトさんは特にあの割り切った回想モードが凄いですね。いきなり回想に入れる上に本編をクリアしなくても1クリックでフルコンプリートするボタンが実装されているADVとしての有り様を否定するかのような潔さ。

CSゲームに1ボタンで要素全開放ボタンとかあったらゲームとして崩壊してるでしょう。ドラクエだったら1ボタンで最初からレベル99魔法特技全習得とか、モンハンだったら1ボタンで武器全種コンプリートみたいな話ですからね。ゲームとしてそれの何が面白いのか。

しかしそれがエロゲーで成り立つということは、シナリオも重要だけど、自分達が作っているのはあくまでエロゲーなんだというルネソフトさん流の矜持なのかもしれません。

まだまだ侮れないなと思う反面、この物語のアプローチ方法はエロゲーでしか取れないなという気もします。
異世界転生チート無双全盛の今、本作の静謐さは言ってみれば地味なんですけど、それがそう見えないのはビジュアルの華やかさにあるので、エロゲーというフォーマットだからこそ成り立つ良質で極めてエロゲーらしい、ならではの名作です。


2位 ばくあね2~弟、いっぱいしぼっちゃうぞ!~(アトリエかぐや)

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姉ゲーマーなら旭日昇天必須のタイトル!
前作が大傑作だった『ばくあね』のナンバリングタイトルとあっては期待せずにはいられませんでしたが、見事にその期待を超えてきた姉ゲーを次のステップに進める臥薪嘗胆な意欲作。

『ばくあね2~弟、いっぱいしぼっちゃうぞ!~』は、一言で言えば困難な愛。
ヒロインのお姉ちゃん達が彼女から弟を寝取る逆NTR作品となっています。

姉弟だけどそんなの関係ないという暴走超特急状態だった前作から一転。
本作では、アトリエかぐやさんの作品とは思えないような硬い倫理観が作品の根底を貫いています(笑)

その為、姉ゲーと言えば同メーカーの別ブランド「HonkyTonk Pumpkin」さんも開発されていますが、明確な差別化が図られており、「HonkyTonk Pumpkin」さんの作風が血縁関係や細かい事を気にしない明るめ内容なのに対し、「BARE & BUNNY」さんは近親、結婚、妊娠といったテーマに比重が置かれ内容も重厚なものになっています。

『ばくあね2』では主人公には最初から相思相愛の彼女がいる為、本来そこに介入する余地はありません。
物語が始まった時点で幸せな2人はキスをして終了しています。

しかし本作のメインヒロインは彼女の深蘭先輩ではなく、お姉ちゃん。
幸せな2人の仲を引き裂いてでも彼女から弟を奪い取る簒奪者というハードル、そしてそれが弟であるという近親相姦というタブー。

そうした困難なハードルがお姉ちゃん側には設定されており、何の障害もない圧倒的なアドバンテージを持つ深蘭先輩に対して極めて不利な状況からスタートします。

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更になんといっても一番上の律香お姉ちゃんに至っては職業が弁護士。
法を熟知し、本来守る立場でありながら弟が好きという自身の感情と、近親というタブーとで板ばさみになり倒れるなど衝撃的なシリアス展開の連続で、もっとライトな1のような作品だと思っていただけに驚きでした。

「HonkyTonk Pumpkin」さんと「BARE & BUNNY」さんで合わせて姉ゲーの陰と陽を表現しているといっても良いのではないでしょうか。

主人公と姉の力関係のガバナンスが前作より更に強化されており、一見お姉ちゃんが主権を握っているように見えて、主人公こそが生殺与奪権を持っている構造がより鮮明に描写されています。このことは姉ゲーの本質を理論化したことに大きな意味があります。

姉ゲーに限らず妹ゲーにしても他のどんなジャンルでもそうですが、一方的な力関係の作品はあまり面白くありません。

何故それが面白くないのかということに対しての明確な回答こそが力関係の均等であり、そういう理屈がハッキリしたことで、他の作品でも適用出来る法則となり、この発明はクオリティの安定に大きく寄与する重要なものです。アトリエかぐやさんが面白い作品をコンスタントに作れているのはこういう部分なんだろうと感じています。

しかしながら、この家庭環境でこれまでに過ちが起こっていないのが凄い。実は起こっているのですが、寸前で両親の手により主人公は救われ、次女の和奏お姉ちゃんは性欲をスポーツで発散してきなさいとアメリカに飛ばされ主人公から隔離されることになります。

全ヒロインに共通する流れとして、お姉ちゃんとしての優位性がシナリオの序盤から終盤に掛けて崩壊していき、どんどん弱々しく脆弱になるお姉ちゃんに対して、主人公が自分が守らなきゃと決意し、自分の中の優先順位がそれまで1位だった深蘭先輩からお姉ちゃんになるそのとき、初めて主人公が前向きに受け入れるようになるという感情導線が綺麗に整理されているのは本当に見事です。

エロゲーの年間発売本数も500本くらい発売された年と比較すると去年は半分くらいにまで縮小していますが、じゃあどんなメーカーが生き残っているかというと、替えがきかないメーカーさんばかりです。

そうしてそういうメーカーさんの作品というのはだいたい同じジャンルで頭一つ抜けた完成度になっています。これほどまでに良質な『年上モノ』のエロゲーを一定間隔で発売してくれるメーカーさんってアトリエかぐやさんしか存在しませんからね。そういう意味ではこのブログでも非常に重宝しています。


3位 屈辱(BISHOP)

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やられたら犯り返す! 人体掌握返しだ!

妹ヒロインの土下座が印象的なBISHOPさんのこのタイトル『屈辱』。
でも思い返すと別に主人公はヒロインからこれといった屈辱を受けているわけではないような......。

実は主人公の被害妄想的な部分が大きいのですが、人体掌握能力を使ってヒロインの自由を奪い屈辱を与えていくこのタイトル。

非常に完成度が高く、最近では即落ち2コマでラブラブカップルな傾向が強かったBISHOPさんですが、原点回帰すべく、容赦なくヒロインを蹂躙していきます。グラフィックの塗りも試行錯誤しているらしく肌色をダークな雰囲気に戻すなど進化を求めて停滞を良しとしない姿勢が作品にも表れています。

ヒロインで直接主人公を見下しているのは義妹の愛歌ちゃんだけであり、他のヒロインはどちらかといえば主人公に目を掛けていて好意的に接してくれるのですが、落ちこぼれとしてこれまで生きてきた主人公は視野狭窄で狭量になっており、それに全く気づくことがありません。

現状を受け入れて、もう1段高いところから周囲を見渡すことが可能になれば、きっと楽しく、幸せでラブラブな学園生活を送ることが出来たのではないかと思うのですが、そうはならないのが悲しい。そこが魅力でもあるんですけど(笑)

その主人公の容赦のなさは同時に主人公の未熟さを表しています。
『黒の教室』や直近の作品である『課外授業~私立白麗女子学園~』などでは、主人公は教師であり大人なので精神的に成熟しており、加減も知っているし責任を取る姿勢を持っています。

ある意味大人としての余裕を持っているのですが、本作の主人公はメンタル的には未熟であり、その生い立ちから卑屈になっているので、無責任で加減を知らない悪い意味で我侭放題の蹂躙劇が展開されます。その為、ヒロインへの攻めに容赦や手心がなく可哀想になってくるのですが、しかしそういったハードな姿勢こそBISHOPさんらしいメーカーカラーでもあるので、その辺の雰囲気やテイストが原点回帰的な邪悪さに繋がっています。

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膣内○尿とかBISHOPさんの作品だと珍しいシーンでは?
誰とでも分け隔てなく優しく接してくれるけど、本当は内心で見下してるんだろうという主人公の逆鱗に触れ能力を顕現させてしまうことになった綾奈ちゃん。徹底的に容赦なく犯していくので、当初、明るく振舞っていた姿は日に日に陰り、思い詰めたように変貌していく姿が悲しい。しかし、それを補うのが予約特典のイチャラブドラマCD。なんだ結局バカップルじゃないかという安堵を与えてくれます。

BISHOPさんとしてはCGの彩色など「BISHOPらしさ」を追求した進化だそうですが、次回作ではどんな新たな発展を見せるのかの楽しみです。BIHOSPさんも作品毎に試行錯誤しながら進化していることが分かるメーカーさんなので、次に期待が持てるということが先に繋がっていくんですよね。

不味い料理を出すお店があっても、それを反省して改善しながら次に活かそうとしているお店なら人は入りますが、そこで思考停止したまま同じことを繰り返しているだけだと人は離れる一方です。そういうことが昨今の衰退に繋がっているので、だからこそBISHOPさんの見せる拘りに期待が出来る、それはとても素晴らしいことではないでしょうか。

あとヒロインが5人戦隊理論で構成されていることもメーカーの特徴だと思いますが、やはり5人という数字はバランスが良い。ことヒロインの人数に関しては3人か5人が適切だと思うのですがどうでしょう?

2人という作品も多いのですが、2人だとやっぱり少なく感じるんですよね。選択の幅が少ないというか。
それが3人いるとバランスと取れてだいぶ緩和されるんですけど、こういうのもヒロイン奇数の法則として明文化しておくべきかもしれません。


4位 監獄アカデミア(LILITH)


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エロ表現を次世代に引き上げた野心作『監獄アカデミア』!

『監獄戦艦』シリーズ10周年記念作として発売された本作。
成年コミックの表現手法をエロゲーに輸入して作られている他、ボディパーツ毎に個別にアニメーションさせるアフターエフェクトアニメーションにより、非常に濃厚なエロ表現を実現しており、10周年記念作品の名に恥じない圧巻の完成度に仕上がっています。

ヒロインが2人なのはお馴染みですが、今回のユーリア&エルザは本家『監獄戦艦』シリーズのヒロインとはやや毛色が違っており、『監獄戦艦』では、こちらを見下している女王様気質のヒロインであることが多かったのですが、ユーリア&エルザは話の通じる良い人達です(笑)

ただ戦争孤児である主人公達はその憎悪の深さから相容れることが出来ず凶行に及ぶことになりますが、戦争の背景で行われた非人道的な行為に憤りを覚えるユーリア&エルザとは和解して仲間として歩む未来もあったのではと感じさせられる可能性を持っているだけに、悪逆非道な目に遭わせることに対して若干の申し訳なさがあるのですが、そうはいってもそこでHappy Endになってしまっては話が続かないので仕方がありません。

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とにかくエッチシーンが画期的です!
大きく動くし、成コミ的な表現も満載でダイナミックな構図など飽きないし楽しい。

エロゲーでアニメーションというと「E-mote」などがありますが、個人的な見解として、そもそも立ち絵が動くことが面白いのかという疑問があります。というのも文章を読むことが大前提のADVという形式の場合、立ち絵が動きまくると目線がブレて集中力が削がれるというかイマイチ没入出来ません。

しかもアニメーションするのはシーンとしては大きな役割を持たない日常パートのみ。ジャンルによりますが、例えば戦闘シーンなどがある作品の場合、シナリオ的にも日常パートより本来なら戦闘シーンこそが動くべきじゃないですか。

或いはヒロインが主人公をビンタするような山場がある作品だとしたら、ゲームとしての山場であるそのシーンが動いてこそ始めて効果的で意味のあるアニメーションになると思うのですが、「E-mote」ではそれを描写することが出来るわけではないので、結局は日常パートのみアニメーションするという枝葉末節に拘ってるようにしか見えないのがマイナスポイントです。

おにぎりを作り込みすぎたらリヴァイアサンと同じ容量になったとか言っていたくだらないゲームメーカーがありましたが、エロゲーである以上、アニメーションすることが嬉しいのは当然エッチシーンじゃないですか。

日常パートがアニメーションするより、おっぱいが揺れる方が重要なんだよ!

っていう当然の理屈が『監獄アカデミア』はキチンと成り立っていて面白かったです。
拘るべきところ、力を入れるべきところを間違えずにしっかり作られている傑作タイトルに仕上がっています。

LILITHさんと言えば最近ではすっかりDMMのブラゲーがメインになっているような感じもありますが、10周年ということで記念作品だけにこうしてパッケージという形で名作を発売してくれたのは嬉しい限りです。

以前よりかなり新規IPのリリースは減っているので今後どういった方向性でいくのかは分かりませんが、LILITHさんのような手頃な価格帯で良作を発売するメーカーさんは少ないので、また色んな作品を発売して欲しいのですが、やはりブラゲーが美味しすぎるのか!?

『対魔忍アサギ〜決戦アリーナ〜』って面白いんでしょうか?
プレイしたことないので分からないのですが、大ヒットしてるんですよね。

これはLILITHさんに限らずDMMというプラットフォーム自体にあまり良い印象がないのであまり積極的には関わりたくないのですが、正直ほどほどに距離を置いた方が良さそうですけど、そうも言ってられない業界事情が悲しい......。


5位 しごカレ~エッチな女子大生とドキ×2ラブレッスン!!~(アトリエかぐや)

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やあ (´・ω・`)
ようこそ、アトリエかぐやハウスへ。
この文章は余興だから、まず読んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。



このくだりも恒例のやつ。
というより、全体的に発売本数も減っていて個人的にプレイする本数もかなり激減しているので、高いレベルでクオリティが安定していて個人的な好みである年上ゲーを定期的に発売してくれるアトリエかぐやさんがランキングに入りまくるのはしょうがない。この後もう1本入ります(笑)

フルプライス作品の減少傾向はまだもう少し続きそうなので、そのうち5/10くらいの比率になっていてもおかしくないと思うのですが、そうなったらもうこのコーナーはアトリエかぐやランキングに変更ですかね( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

そんなわけで『しごカレ~エッチな女子大生とドキ×2ラブレッスン!!』。
メインヒロインとシナリオ上のメインヒロインを分離させて配置するという一風変わった手法が取られている珍しい作品であり、ヒロイン側のそうした構成に対して、主人公もこれまでの作品とは逆の配置になっているという順逆自在の術がこれでもかと発揮されている非常に挑戦的な作品となっています。

これまでのアトリエかぐやさんのお姉さんヒロインの場合、最初はお姉さん優位で上から積極的に誘惑してくるのに、中盤から後半に掛けては関係性が対等になり、主人公がいないと駄目というように力関係が変化してくのが特徴でした。今作ではその変化が主人公側に適用されています。

主人公は初期状態が最強です。
感情を司る機能が麻痺しているので、誘惑にも全く動じず恥ずかしさや羞恥、照れといった感情が失われています。リハビリによってそうした機能を回復させていくことが目的ですが、それにより主人公が徐々に人間らしい感情を取り戻し、それによって最初は何でもなかった誘惑に反応するようになったりといった変化が生まれヒロインとの関係がより緊密に、親しくなっていきます。

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そりゃあこんなリハビリされたらガンジーでも瞬時に反応するレベル。
いや、宦官でも己の職業を忘れるレベルかもしれない(どっちでもいい)

佳純さんと爛れたダダ甘ライフを送りたいだけの人生だった......。
佳純さんに限らずヒロインのお姉さんは皆さん優しく、シナリオ上のメインは実は妹である依里子ちゃんなのですが、その伏線を最後まで隠し切ることで、シナリオを進めながらも何処か腑に落ちない先が気になるよう仕掛けが施されてるので、最後までクリアするとスッキリボタンを連打したくなる爽快感を味わえます。

個人的には百香さんの何事にも動じずエッチに積極的で妊娠させて欲しいと言ってくる天才が、最後の最後に恋と愛を知り、これまで何でもなかったエッチな行為が急に気恥ずかしくなり、一人の恋する女の子に変化していく展開が秀逸すぎて拍手喝采でした。あのシナリオは見事の一言。妊娠って最終段階じゃないですか。それを最初から要求するということは、関係性が一足飛びになっているんですけど、その一足飛びの関係から、最後の最後に初めて恋する女の子にになるというのは、逆の順番なんですよね。

恋をして→結ばれて→エッチな事をして→妊娠するという順番が、エッチな事をして→妊娠→恋をして→結ばれるというルートに入れ替えられており、実際には妊娠しようと思っても出来ないことが悩みとなりシナリオの中心になるのですが、天才ならではの落とし穴というか、良く練られている素晴らしいシナリオでした。


6位 お姉さん×SHUFFLE! ~ともだちのお姉ちゃんのエッチな体。~(アトリエかぐや)

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正直、優劣付け難いよね(笑)
またかよという声も聞こえてきそうな2連続でのランクイン。

とにかく2つの鋭利な刃をプレイヤーを切り裂きます。

童貞煽り to 非処女煽り

豊満なボディから放たれる戦闘力の高すぎるカースワードの数々。
こちらに精神をズタボロに削った後、ムフフな感じで癒してくれるので、これぞ飴と鞭。
むしろ飴ばっかりなわけですけど、こんな優しいお姉ちゃんと同棲してる弟とか許されて良いのか!?

寝取られとは何かを改めて考えさせてくれた作品。
この作品は自分に嫉妬するように作られているのですが、主人公を加えて4人の顔似すぎ同盟。
そんな顔似すぎ同盟の友人の家に弟に成り済まして潜入するのですが、主人公とお姉ちゃんの間であったエッチなハプニングは入れ替わっていないときにも当然記憶として引き継がれています。お姉ちゃん達は主人公が入れ替わりを告白するまでそれに気づかないので、先日の出来事は、弟との間にあった出来事としてお姉ちゃんは認識しています。

その為、入れ替わっていない間の主人公、そしてプレイヤーは、本当の弟と生活している現状のヒロインと弟との間で自分が知らない内に何か起こってないかと心配で心配でしょうがない。自分が引き起こした事によって家庭内に不和を起こしているのですが、ひょっとしたら同じようなことが起こっているかもしれず、それによってヒロインの事がめちゃくちゃ気になるという寝取られに対する緊張感がプレイに刺激を与えてくれます。

実に上手くヒロインのことを好きになるように仕組まれてると思う(笑)
寝取られ煽りを上手く活用することで、ヒロインに対する感情を誘導しているわけで、このゲームデザインは素晴らしい。まんまと術中に嵌っています。しかもお姉ちゃん達がまた妙に距離感が近くてドキドキさせてくれるので尚の事影響が大きいという。

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お姉ちゃんもお姉ちゃんで素直で優しい普段とは違う弟にドキドキ。
入れ替わっていないときの弟は普段通りなので、そういう気持ちが起こらずアレは何だったのかと悶々と暮らしているのですが、今作でも誰も選ばないを選択し続けるとBADENDになるのですが、これが実に不思議です。

誰も選択していないということは最初の1回以外入れ替わっていないということなのですが、一般的に考えてそれが正しい選択なのにも関わらず、誰とも入れ替わらない場合、赤の他人に勝手に鍵を渡して自由に出入り出来る様にしたことが問題となり、金品の窃盗などがないか調べたりといった展開になり、顔似すぎ同盟は解散。友人達は強制送還されるなど虚しい結末を迎えます。むしろ弟と入れ替わってエッチな事をする方が問題だと思うのですが、逆の結論になる倫理観が面白いところです。

今年、アトリエかぐやさんは1回だけ発売ペースが崩れたのですが、4ブランドで定期的に作品をリリースするので供給ペースが非常に早くこの業界を大きく下支えしています。これといって何かを声高に主張するわけでもなく淡々と面白い作品をリリースし続ける姿勢はまさに職人。4ブランドでそれぞれ年間2作なら8作品になりますからね。2ヶ月に1作は発売されている計算になるわけで、市場の縮小で逆にその存在感が高まっています。

今年もどんな名作が登場するのか楽しみです!


7位 は~とふるママン(アリスソフト)

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こんな淫乱なママがいてたまるか(#゚Д゚) ゴルァ!!

今年2018年は『ランス10』が発売となり、いよいよエロゲー業界で最も長く続いたシリーズも最後になるそうですが、『戦国ランス』のような本編テイストの派生作品が出続ける可能性は高いとはいえ一つ大きな節目を迎えているアリスソフトさん。昨年は長らく新作が待ち望まれていた『超昂シリーズ』も発売になりましたし、この先、何を柱にしてくのかアリスソフトさんの動向に注目が集まります。

『妻みぐい3』が個人的にちょっと微妙かなというと感想でしたが、その後に再び人妻モノとして発売になった『は~とふるママン』。こちらは中々面白かったです。髪が赤いとかそれだけでもう淫乱の気配を感じずにはいられないのですが、肉食動物の檻に閉じ込められた羊といった感じで、周囲の人間が軒並みクズしかいないというありえない世界観には若干疑問が残るところです。

しかも主人公の父親の嫁であることを考えると、主人公自体も父親から寝取るクズ野郎であることには変わりないので、そういう意味ではこのマッドシティな世界観にマッチしているのかもしれませんが、四六時中ガードしていないとすぐに寝取られる汐梨さんの股の緩さには思うところがないわけではありません(笑)

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ジジイは大人しくしていろ!
家族や周囲の人間全員が汐梨さんを狙っているので、放っておくとすぐ寝取られます。
というか本人もフェロモンダダ漏れで誘惑しまくっているので仕方ないのかもしれませんが、主人公にのみ貞操観念が妙に高い割りに他の人物だと下半身同様貞操観念がゆるゆるなのも微妙に納得がいきません。

アリスソフトさんらしい作品で面白いのですが、ヒロインが汐梨さんほぼ一人なのは少ない。
一応もう一人いるにはいますが、『超昂神騎エクシール』もそうでしたけど、ヒロイン数を絞りすぎでシーン数やバリエーション自体も減っているので、そういうことが中々評価に繋がっていかない部分なのではという気がしてなりません。仕方ない部分もあるとはいえ、エクシールのイマイチっぷりは本当に残念でした。

アリスソフトさんの作品は選択次第でどっちもあるのが特徴だと思うんですけど、『は~とふるママン』にしてもリソース管理によって寝取られたり、純愛を貫いて守ったり出来るわけじゃないですか。そこにプレイヤー個人の嗜好や個性といったプレイスタイルが反映されるから選択の自由があり面白いのですが、如何せんそういう部分が弱くなっているのは実感としてありますよね。

『超昂神騎エクシール』は特に取ってつけたようなシーンが多く、ヒロインが3人で特訓バリエーションも豊富だった『超昂閃忍ハルカ』と比較すると足元にも及んでない出来なだけに勿体無かったなぁ。シナリオは結構良かったのですが、あれで天使長のシーンがないとか昔なら有り得なかったと思う。

『ランス10』が誰もが納得出来る様な素晴らしい完成度であることを願うばかりです。
そして『ランス10』以後にどんなソフトが出てくるのか楽しみですね。


8位 幕末尽忠報国烈士伝MIBURO(インレ)

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つい1週間程前にプレイしていた『幕末尽忠報国烈士伝MIBURO』。

とにかくクリア後のようやく終わったという疲労感は心地良さがありましたが、めっちゃ疲れた(笑)
超大作という名に相応しい圧倒的なボリュームを誇りますが、そのことが完成度を下げてしまっているのが実に惜しい。基本的には史実を辿りながら進んでいく為、あまり山場がないのと新撰組自体が当時の守旧派(体制派)に属していることもあり、変わり行く時代の明治維新の中で延々負け戦が続きます。

侍という個人の武勇が最重要視される存在でありながら、時代が近代化していく中、鉄砲の輸入などにより急速に組織立った軍隊が編成されていくことになり、徐々に侍はその居場所を失っていきます。そんな情勢の中にあって侍という生き様を貫き通すことが本作の根幹にあるテーマですが、新撰組の結成から解散、そして反体制派として追われまた一人一人袂を分っていく中で抗い続ける様子を一部始終描くという無理難題に挑んで完成させたのは賞賛に値します。

しかしながら、『忠臣蔵46+1』に登場した新撰組のスピンオフとして展開した本作では、確かに大作で壮大な歴史ロマンに満ちては入るのですが、ゲーム的な面白さには若干欠けていたのではと思う部分もあり、3章まで登場しない選択肢やエッチシーン、仲間の粛清と負け戦ばかりの為、爽快感に欠ける展開、そして活躍する機会が殆どない近藤勇といった気になる部分も目立ちました。

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服装が紋付袴から洋服に変化することで近代化していく時代の流れが表現されているのは上手い。
ビジュアルでの表現は視覚的に最も伝わりだけにこういう良い所が沢山ある作品なのですが、だからこそもう少しなんとかなったのではないかという勿体無さがあります。

これだけの超大作なのでFDもそのうち発売になるかと思いますが、あれだけ大勢の女の子が登場するだけFDには期待です。しかし規模が大きな作品だけにどうしても足回りも遅くなりがちかなという気もするので来年末にでも出たら早い方かもしれませんね。この開発方法だと完成までにひたすら時間が掛かる一方、完成系は未知数なので、今後もこういった作品を展開していく場合、前作『忠臣蔵46+1』のようにある程度は分割して規模をまとめる必要もあるのではというのを改めて実感しました。ただでさえ歴史モノは長く壮大なボリュームになりがちだけに難しいですね。『忠臣蔵』というマイナーな歴史に挑んだインレさんだけに、新撰組を経て今度はどんな歴史に挑むのかとても期待しています。


9位 善悪(Waffle)

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法が裁かぬ悪に天誅を喰らわせる『善悪』。
『ヤバい!-復讐・闇サイト』のブラッシュアップ版というか、更にコンセプトを突き詰めた一作。
その内容から、復讐という行為が正当化されるようなヒロイン造詣が求められていたのですが、見事にクソヒロインを描ききることに成功しており、これは復讐されてもしょうがないとプレイヤーに思わせた時点で成功でしょう。

なんといっても、慈悲はない。
全てはその一言に集約されるのですが、主人公がいったい何をしたのか。

貧しいながらも家族3人で力を合わせて一生懸命夢を追いかけながらも生きてきた主人公兄妹。
それを勘違いで八つ当たりの逆恨みにより、弟と妹を死に追いやったクソヒロインに正義の鉄槌を落としていきます。

サンデル教授並みに「正義とは何か?」について考えさせられる一作。
ヒロインは絶望的な状況に陥りながらも中々口を割らないのですが、その理由が更に酷い事をしているからというのが凄い。普通一般的なメンタルだったら、これだけ拷問を受ければ、さっさと仲間を裏切って口を割った方が楽になるのですが、自分達の行為が罪深すぎて、口を割った瞬間ギルティされてしまう可能性が強いことから、どうしても言うわけにはいかないというせめぎ合いが面白かったです。

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勘違いクソ女の所為で、弟は夢を絶たれ命を失い、妹は純潔を汚され命を失うという悲惨すぎる展開。
最後は皆殺しENDの方がスッキリして良かったのかもしれませんが、幾らなんでもそうなると主人公に救いがなさすぎるからなのか生存ENDになったのは一応救いがありました。主人公もこれだけ悪逆非道な事をしたにも関わらず、ヒロイン側の告訴取り下げにより不起訴に。罪状に対してありえない展開ですが、実際刑事事件となれば世間一般にヒロイン達が行った行為が白日の下に晒される事になり、そうなってしまえばヒロイン達の人生も終了してしまう為、両親に社会的地位があればあるほど事を公にしたくないという力学が働くのは自然な事なので、最後の最後に主人公唯一救いがあったのが良かったです。

中々こういう「善とは何か?」「悪とは何か?」を考えさせてくれる作品というのもないので、サンデル教授の「正義の授業」じゃないですけど、作品を通して倫理観などこういったことについて考えるのは良いことですね。

Waffleさんと言えば色んなソフトを精力的に発売されていますが、新作は人妻モノと1/19に解禁となっているソフトはシルエット的には『巨乳ファンタジー』の最新作なのか!?

そこはかとなく褐色肌のヒロイン達が見えますが、ハーレムものっぽいような......。


10位 リアルエロゲシチュエーション(自宅すたじお)

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ここに来て始めての純粋な学園恋愛ADVがランクイン(笑)
案外こういう正統派の作品をプレイしていないので主流から外れたランキングが特徴のこの企画。

ド変態なヒロイン達が積極的に迫ってくるのですが、それでいて基本に忠実で古風な作りは古き良きエロゲーといった感じで、全体の雰囲気に反して非常に真面目な作品に仕上がっています。主人公も前向きで格好良く、ヒロイン達もそんな主人公に惹かれて、自分が素敵な自分に変わろうと努力する甘酸っぱい青春のボーイミーツガールが展開されるので、朗らかな気分になれる健全なエロゲーです(笑)

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近くFDの発売が予定されていますが、ゆりちゃんの母親であるなずなさんも攻略出来る様になっているっぽいので、その辺もFDの正しい姿というか、FDってファンディスクなんだから何でも全部盛り込めば良いんですよ。ファンディスクですからね。そこに整合性とかは必要ない。ユーザーホスピタリティの問題というか、FDだからこそ出来る無茶な展開や何でもありの展開こそがFDの魅力じゃないですか。そういう意味ではとても楽しみにしてます。

こういう亜流クロシェットさんのようなトレンドを掴んでいるタイプの作品は一時増加傾向にありましたが、ここに来てその流れも落ち着いてるような気がします。やはり一朝一夕に真似できるものではないということなのでしょうか?

いまエロゲー雑誌とか読むととにかく学園恋愛ADVばかりになっていて多様性が失われつつありますが、その過密ジャンルの中で存在感を発揮するということは案外難しいだけに、このジャンルが今度どうなっていくのか注目です。


【総評】

去年はそんなにプレイしていないと思うのですが、年々発売本数が減ってきているというのもありますし、個人的に好きなメーカーやジャンルのソフトが失われていっているので、10個もピックアップする程かっていう疑念が尽きなかったのですが、とりあえず10個並べてみましたけど、どうなんだろうこれ。個人的には5つくらいで十分だった(笑)

傾向としては例年通りなんですけど、今回明確な一つのテーマがあって、それは明文化なんですよね。
面白さとは何かということを理論として抽出することが重要なのかなと。

昨年『ゼルダの伝説BotW』という大傑作が発売になって何が起こったかというと、オープンワールドの革新、革命とまで言われるくらい画期的なゲームだった『ゼルダの伝説BotW』の研究が海外で先行する形で盛んに行われています。

GDCやCEDECのセッション、特にCEDECで行われた8つのセッションは非常に大きな話題になりました。
そこで語られたのは、決して個人の感覚とか主観で作られているわけではないっていうことなんですね。

GDC=ゲーム開発者会議
CEDEC=ゲーム開発者向けカンファレンス

どうやってフィールドを作れば良いのか、アクションが世界に影響を与えるとはどういうことなのか、物理エンジンと化学エンジンが作る掛け算の遊び。それらが驚くほど平易な言葉で論理的に分かり易く説明されていました。他にもバグに対する新たなアプローチ方法など、このセッションによりゲーム業界が何年か先に進むとまで言われるくらい密度の濃いセッションだったんですけど、面白さとは何かという研究はエロゲーにおいても、もっと盛んに行われるべきなんだろうというのをとても実感しました。

エロゲー論壇というものがありますが、あれは開発者でも何でもない人間が社会ガー思想ガー哲学ガーアカデミズムガーとか都合良い作品を利用して自分語りをしているだけで現状に何の寄与もしていなし無駄なものです。エロゲー論壇の中身っていうのは本質的にエロゲーを語ってはいないですよね。

そんなことではなく、そのジャンルの何が面白いのか、逆に何を不快に感じるのか。
その属性の何処に魅力があるのか、どういうヒロインであればその物語が成立するのか。

そういう勉強の場、知見の共有が全体のクオリティを上げる為には今最も必要なのではないでしょうか。
例えば、Empressさんの『Closed GAME』という作品がありましたが、メインヒロインのセリシアが西部劇風のファッションに身を包みガンマンという設定であることから、そういう世界観だと思うじゃないですか。メインビジュアルもウエスタン風だし。

しかし始まって見ると、作中で「Closed GAME」というバトルロワイヤルやキラークイーンのようなデスゲームに参加することになり、参加者は全員一律のラバースーツに着替え、武器は没収されます。ウエスタン風の衣装はその後一切登場しません。じゃあデスゲームで少しくらい頭を使う要素があり、選択肢によって状況が変化していくといったことがあるのかと思えば、安全地帯を毎回運営から教えてもらい何の緊張感も危機感もないままダラダラ進むだけ。

なんなんだそれは( ゚Д゚)ゴルァ
何も考えてないでしょう。あらゆる設定全てが死に設定です。エッチシーンも全員一律の同じファッションなので個性もないし、少し考えれば、こんもの問題外というのがすぐに分かるのに、ライターに丸投げしているのでしょうが、結局こういう馬鹿げたことを平気でやってしまうクオリティの低さ、何も考えずただ作ってるだけといういい加減さが凋落を招いているんですよ。

催眠一つとってもあんなに万能な力が存在するのにターゲットになるのは身近の数人だけとか。
ありえないよ! もっとド派手に使いたくなるでしょう。だって最強の力なんだから。

昔、透明になれる能力に目覚めた主人公が最終的には学園から飛び出して海を渡りアメリカのファーストレディーまで犯し行く作品がありましたが、そうした能力があればそれくらいのことだって実現出来る。勿論そこまで際限なく広がったら破綻するわけですが、その為に必要なのが能力に対する制約であったり、ターゲットがその数人であることを成立させる要素であるシナリオや設定だったりするわけで、ターゲットになるのは自分を苛めていた存在とか。要するにそういう全てが必然性で成り立つべきなんだろうと思うんですけど、実際には何も考えてないいい加減な作りのゲームも多くて、そういう低クオリティの作品が淘汰されていった結果が、発売本数が半減している現在の状況ってことなんでしょうね。

上記で上げたような作品というのは、そういう部分がキチンと練られているし考えられて作られています。だから面白いし面白い事にちゃんとした裏づけがあって、裏づけがあるのならそれは知見として共有出来るんだから、エロゲーにもGDCやCEDECのようなそうしたセッションで開発手法を学ぶ場っていうのがあっても良いんじゃないかなっていうのを物凄く実感した1年でした。



それが業界全体のクオリティを引き上げる事に繋がるわけで、本来エロゲーを語る場として必要だったのはこういう技術的手法を学ぶ場だったんですよ。ハリウッドも映画のシナリオはそうした摺り合わせによって非常に練られて作られていますからね。それが本来必要だったのにエロゲー論壇なんていうどうでもいい議論が中心になって、これまでそうしたアプローチが取られこなかった事が大きな停滞を生み出しているのではないでしょうか?



番外編 色情教団(ORCSOFT)

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ロープライスとは思えないようなクオリティの作品。
フルプライスでどうしようもない出来の作品も多い中、この価格でこの内容が成り立つというのは脅威です。

セックス教団の教祖とか最高ですね(笑)
たまーにニュースでも洗脳は話題になったりしますが、信者から献金を集めて信者の身体を貪るという画期的エコシステム。いや、エロシステム。何気にループモノだったりして以外な展開もありつつ最後は志摩さんも孕ませてご満悦の教祖様。

201700.jpg

志摩さんが何者だったのか、謎の力は本当に存在していたのかなどは分かりませんが、良い思いをしたので細かい事は全て水に流せる圧倒的ボリューム。こんなドスケベボディの秘書とかいたらそりゃもうそれだけで全ては許せる寛容の精神ですよ。

オークソフトさんはロープライス作品のお手本のような作品作りをされているので是非見習ってもらいところです。この価格だと特にこんなんで良いだろう的ないい加減さや甘えが目立つソフトも多くなってくるのですが、どんな価格帯であろうとその価格に最適化されていなければつまらないのは一緒なので、全体的に市場に妥協が許されなくなってきていますね。

オークソフトさんのようなメーカーが増えないかなぁ......と思うばかりなのですが、なんだかんだスマホアプリ市場やブラウザゲーム市場も拡大しているので、エロゲー市場の縮小分がそちらの拡大に繋がっているのでしょうか?

とはいえやはり濃密なシナリオによる体験や没入度ではメディアの違いもありPCエロゲー市場が圧倒的に上回っているので残っていは行くんでしょうけど、最近の若年層はPCすら持っていないという人も増えてますからね。エロゲーはますます厳しくなっていくと思う。そもそも自分自身が当時PCを購入しなきゃという動機になっていたのがエロゲーの存在でしたけど、今はタブレットやスマホでPCの機能面では代用できる部分も多いので、国内での普及台数は減っていくのは間違いありません。

インストールベースが下がれば当然選択肢に入らなくなってくるので、こういう環境変化に対してどういったアプローチを取っていくのかといった問題も今後より大きくなっていくでしょうし、依然として厳しい環境にあるエロゲー市場ですが、果たして今年はいったいどんな作品に出会えるのか楽しみです。

今のところ全然情報を仕入れてないので今年何が発売するとか全く知りません(笑)
昔は冬コミに行けば、企業ブースで新作タイトルのチラシを大量に貰えたのですが、今となっては企業ブースでエロゲーメーカーの存在感は皆無に等しいですからね。そこは残念ですけど、かといってキャラ1が受け皿になっているかというと半分くらいですし、色んな意味で目立たない存在になりつつあります。

そういえば最近、泣きゲー全然出なくなりましたね......。
ヒロインがやたらと重い過去のトラウマを抱えていたり、交通事故に遭ったりしても良いんじゃないかと思うのですが、あれだけ流行っていた以上、一定数は残っても良いな気がするのですが、こうまで綺麗サッパリ消滅していることを考えると、アレなんだったんだのか......?

とりあえず、みるくふぁくとりーさんの新作まだ?
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コメント

No title

 ランスは、後3本ぐらい出るんじゃないかと思いますよ。
 4とか鬼畜王のリメイクがまだだったと思いますし
あの世界観なら取りこぼしとかが絶対にあると思うし。

それが揃ったらランスパーフェクトコレクションとか言って全シリーズ収録したのとか出してもおかしくないので。

 泣きゲーの関係はラノベやアニメに流れたとか
某スクールなんたらやFATEの影響で分かりやすい方向に転換したのが原因なんじゃないかと。

明けましておめでとうございます!

>21様

ランスはいろいろ派生作品が出そうですよね。
到底完結直前まで話が進んでいるように思えないのですが、10でどういった形に落ち着くのか楽しみです。
戦国ランスのようなリプレイ制が高い作品が出てくると嬉しいのですが、01が出てたのも随分前ですが、今となっては旧作をリメイクするのも大変な作業になりそうです......。

泣きゲーはすっかり見かけなくなりました。
かと言って他のメディアでそれに類するジャンルの作品が出ているようにも思えないので、スッポリ消え去ったような感覚があるのですが、感動物語がウケなくなっているのでしょうか(;゚д゚)ェ…

そればっかりでも困りますが、全然ないのも寂しいですねー。

下手したら1年~3年望月さんの原画が見るのが不可能になるかも

 望月望さんが、1/19日に男児を無事出産なさったそうで・・・・・・それで仕事減らしてたのかと納得。

 めでたい事なんですが、心情的には微妙・・・・・・
生活が落ち着くまでは仕事量がさらに減るだろうし
下手したら引退とかも・・・・・・。

コメントありがとうございます!

>21様


1/19って、つい最近というか先日じゃないですか!
ご出産とは、なんとおめでたい......。

これから子育ても大変でしょうし、今一番忙しそうですね。
確かに数年は無理そうです。

仕事自体は在宅ワークでしょうから融通は利きそうですが、しばらくは全く活動は出来なさそうですね。
しかしなんとも新年早々朗報というか、ここは歓迎しましょう(笑)

No title

>佳純さんと爛れたダダ甘ライフを送りたいだけの人生だった......。

あー自分もほんと思いましたこれ!
セリフも仕草も全部が全部エッチでかわいすぎですね

コメントありがとうございます!

『しごカレ』めっちゃ良いゲームですよね!

佳純さんは優しくて甲斐甲斐しくて最高でした!
最初から妙に親しげだったり、妹にちょっと遠慮していたりしましたが、甘えさせてくれながらもめっちゃ甘えてくるという幸せすぎるハートフルライフが心地良く、プレイしていてとても気分が良くて癒される作品でした。

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