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【アストロノーツ】百奇繚乱の館

hyakki.jpg

百奇繚乱の館
http://www.astronauts.co.jp/sirius/hyakki-ryoran/index.html


え、ループものだったの?


最初の感想はそれだった。
得意分野である民俗学テイストに溢れた『百奇繚乱の館』は、かつての『霧谷伯爵家の六姉妹』を彷彿とさせるものとなっている(メインヒロインが黒髪ツインテールロングなのも同じだ)。しかし今回はこれまでにないアプローチが取られていた。1週目をクリアすると判明するこの作品の根幹。


そう、実は『百奇繚乱の館』はループものだったのだ!


ということで、久しぶりのアストロノーツさんで『百奇繚乱の館』ですが、まさかのループもの。
1週目をクリアしてビックリしました。何の解決もない選択もないヒロインと結ばれることもないまま館が火事で消失して主人公だけ逃げ延びるという全滅END。

その所為か1週目は寝取らればかり見る羽目になります。

悲しすぎる明らかなBADENDです。
クリア後にルートが開放される旨のメッセージが出ますが、そこで初めてループ作品であることが明らかになります。意味深なアイテム、意味深な発言、徐々に全貌が明らかになっていきます。


1週目をクリアしたとき、今作がループものであることが判明するのですが、しかしこれがどうしたことか、2週目3週目とクリアしていくと更なる違和感を憶えます。どうも何というかループしている気がしない。何故だ......?

そこで気づきました。
そう、この『百奇繚乱の館』はループものではなかったのだ!


舌の根も乾かぬうちに自らの発言を否定していくスタイル。
普通、ループ作品というものは好ましくない結果を変える為にループすることになります。
惨劇や悲劇を回避する為に主人公がループして物語の謎や真相といった核心に近づいていくといった内容になっており、ゆえに全ての謎が解け、惨劇を回避した最後のルートが大団円となってそこに収束していく過程が面白いのですが、今作はそうなってはいません。

というよりも主人公が謎を解いたり、惨劇を回避したりといった方向に動きません。
記憶を引き継ぐこともなければ、重要な局面で“過去を知っている”ことによって運命が変わらない。


主人公の行動によって世界が変わるように出来ていません。
そして最大の特徴は、2週目以降は「GAMEOVER」になる選択もあるとはいえ、そのルートのヒロインとハッピーエンドを迎える為、主人公は別にループする意味や動機がない。「何かを変えたい」という強い意思や動機を持たない為、次の周回を迎える理由がないんですよね。

じゃあその中で何がループしているのかというと、主人公がループしていないのなら、この場合ループ、つまり周回しているのはプレイヤーなわけで、莉理香ちゃんはプレイヤーに対して、早く自分を攻略しろと呼び掛けています。つまりプレイヤーのみが周回プレイをしているのであって、主人公にはその意欲が全くない。そう、つまりループ作品ではなく、平行世界のメタフィクションという構造になっています。

平行世界の有無については過去の教授の授業や莉理香ちゃん発言で度々触れられていくことになります。
そしてこの周回プレイを引き起こしているのが、他ならぬメインヒロインの莉理香ちゃんであり、客観的に見ると莉理香ちゃんの行動は主人公が自分を選ばない世界、選ぶ世界が並列になっている可能性の中で『自分が選ばれるのを待っている状態』であり、本質的には他のヒロインとなんら変わらないポジションであって、莉理香ちゃんルートをクリアすれば大団円で全員救われるなんてことはありません。あくまでのその世界で救われるのは主人公によって選ばれた一人のみです。

しかし唯一優遇されている点があるとすれば、莉理香ちゃんだけ寝取られがない!
これが神のご加護なのか......。


今作の特徴的な点はそうしたゲームの構造にもありますが、もう一つ明確に神という不確定な存在が、物質として実在する存在として描かれていることです。だからあの祠の中には何が入っているんだよ!?

神2号として培養されている肉塊がクロックタワーのシザーマンじゃない方みたいな物体だったことを考えると、神様も相当グロそうなビジュアルだと思うのですが、とりあえず触手が生えているらしい。

人間には理解の及ばない上位生命体なので、その姿を見たものは発狂してしまうのですが、明らかにそこに存在している神様というのは面白かったですね。巫女である莉理香ちゃんは山から降りるとその力を失ってしまうそうです。つまり、この山全てが神のテリトリーであり、神門家自体がその神の奴隷となっているわけですが、そもそも分からないのは何故神様がそんな山の中に引き篭もっているのか。

有給休暇なのか?

暇だから地上界に遊びに来たわー的な。
しかしそれなら地上観光にでも出かければ良いわけで、いったい何を持ってその山の中でジッとしているのか全く理解が及びません。物質としてそこにある以上、移動することは可能だと思うのですが、頑なに引き篭もっています。かといって何かしら特別な力でもって奇跡を起こすわけでもなく、神とはどのような存在なのか?

というか本当に神なのか?
謎は深まるばかりで全く解けていません。
人間には理解出来ない存在なので仕方がないのかもしれませんが......。

今作の真の目的は、実在する神によって山の中にある洋館に縛り付けられているヒロイン、神門家の娘達を解放することであり、どのヒロインのルートでも館からの開放、下山がトゥルーエンドになっています。

hyakki01.jpg

主人公に出来ることは、そのルート毎にヒロインとエッチなことをするだけです。
因みに『影供の儀』とは、ひたすら近親相姦しまくる一族の伝統を目立たなくする為のただの方便でしかないので、大層な儀式をやっているように見えてその実、カイジに登場する帝愛の会長みたいなジジイが美味しい思いをするだけというどうしようもない儀式。そんな儀式ぶち壊してやりましょう!

hyakki02.jpg

こんなアレですが、実は処女な百合ちゃん。
うっかり攻略中にハーレムルートに入ってしまうと、神の逆鱗に触れたのか消されてしまいます。
神とかいう割りに狭量な心の持ち主です。


今作で学んだ教訓と言えば、老人は大切にしましょう

ということなのですが、結局庭師の田所さんも庭師だったり殺人鬼だったり魔術師だったりと出自がハッキリしません。神様こと物体Xと莉理香ちゃんが交信する方法を平蔵に教えたのもこの人らしいのですが、何故そんなことを知っていたのか。独学なのか本人もまた神と何かしらの接点があるのか幾つも謎が残っています。


謎が残っている割に、そこまで後に引くほど気になるというわけではなく、真のメインヒロインは史華さんだったのではないかという疑念が頭をよぎるばかりですが、緊張感という意味では1週目が一番面白かったです。ループものであると判明するのもそうですし、今にも惨たらしい殺人事件が起こりそうなヒヤヒヤする雰囲気が最高でした。

そこであえてグロシーンにならないのが良いところですね(笑)
殺人事件自体は起こったりもするのですが、ビジュアルとしてそういったものはなく、そんなCG入れるくらいならエッチシーンを増量だとばかりにエロに全フリな姿勢は潔くて流石です。

ゲーム性の高いタイトルが続いた後、シナリオギミックが盛り込まれたADVということで、次はどんな作品になるのでしょうか。アストロノーツさんも最初の3ライン制みたいな構想が崩壊して、ほぼシリウスさんだけみたいになってますからね。折角スピカにアリアとあるので、もう少し早いペースで何かしら新作を期待したいところですが......。

そろそろ電車に乗りましょう。最終じゃなくて始発とか良いと思います!



【星】
★★★★★★★★★☆
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