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【アトリエかぐや】LOVEトレ ~エッチな恋愛トレーニング~

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LOVEトレ ~エッチな恋愛トレーニング~
http://www.a-kaguya.com/products_HP/love_t/index.html


最近のエロゲーはオブラートに包みすぎなんだよ!


言葉の刃で剥き出しの心を傷つけ合うノーガード戦法が堪らない。
しかし、それもまた必要なことではないのか......!

下級生2の柴門たまき事件など、数々の炎上騒動をトラウマとして、エロゲーでは極力表現に気を遣う方向に発展してきました。某アイドルゲームでも「可能性を生み出しただけでアウト」などという流言飛語が飛び交ったように、求められるのはまさに純粋培養の幼馴染といったように、ヒロインはあまりにも綺麗になりすぎた。

そんな綺麗になりすぎたヒロイン達と真っ向対立する、特に今作ではそういう意識を強く打ち出してきた『LOVEトレ ~エッチな恋愛トレーニング~』はまさに意欲的野心作。


なにこれしゅごい......


謎が謎を呼ぶ衝撃と波乱に満ちた驚愕の問題作
アトリエかぐやさんで『LOVEトレ ~エッチな恋愛トレーニング~』


霧谷伯爵家の六姉妹だこれ......。
今作は凄かったです。控えめに言っても神ゲーだった。ビックリです。


そういうことなの?


プレイスタイルにもよるのですが、自分としては一番最初にバッドエンドを見るというスタイルなんですね。
普段だと、主人公が自ら誰も選ばないという選択を取り続けることで、折角のチャンスを積極的にいかなかったことでフイにしてしまいひと夏の最大のチャンスを無為にして寂しく終わる、そういう結末になります。

これはバッドエンドというより、誰も選ばなかったという消極的選択により、これまでと何も変わらない、変化を求めない停滞EDを迎えるというある意味ではノーマルなエンドなのですが、何故最初にそれを選ぶかと言うと、その何も起こらないで無駄にしてしまう後悔、それこそが一つの真理を示してる。

それは今のままを許容するのではなく、自分が望む未来があるのならそれに向かって自分が変わらなければならないというメッセージを発してるからで、それを見ておくことで今後の攻略の際に何かしらこう感じるものがあるわけです(笑)

そんなわけで、今作でも誰も選ばないという選択肢を選び続け見事に夏を無駄にしたのですが、何やらEDが妙に不穏当です。具体的に言うなら、フラフラと怪しい部屋に招かれるように引き寄せられた主人公が、その部屋の中にある小さな隠し扉の先の部屋の中で幸せな夢に閉じ込められて眠りにつくというホラーテイスト満載のEDになっており、背筋がヒヤリΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ

既にこのとき、何かいつもと違うという漠然とした違和感を感じていたのですが......。



綿密に張り巡らされている伏線と感情の機微

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不可解なバッドエンドを見終わった後、つばめさんを選んだのですが、話を進めていくうちに、どうも最初に思ってたのと違うなという疑問を持ちます。女の子が苦手な主人公が『LOVEトレ』で体質改善を図るのかと思いきや、どうも話の筋がそれとは別のオカルト方面に寄っている。全く無関係な2つの物語のストーリーラインが存在し、更に、別の世界、時空からやってきたというもう一人のツバメさんが登場するなど、物語は混迷を深めることに。

そして、明かされる衝撃の真実!!

そう、この2つの物語、『LOVEトレ』と『オカルト』は無関係などではなく、不可分の関係にあり、主人公はトレーニングして強くならないと淫魔に負けてBADENDを迎えてしまうのです!

それが最初に見た誰も選ばなかったときのEDで、誰も選ばない=『LOVEトレ』をしなかった主人公は淫魔に負けて夢に囚われてしまうという衝撃のEDを迎えます。

つまりこのバッドエンディングの正体は、主人公の敗北を意味するものであり、そして当然それはヒロインを不幸にするものでもある。この衝撃的な事実はつばめさんルートを攻略しないと意味が分からず、更にこのつばめさんルートにおいて登場するもう一人のツバメさんもまた淫魔に負け時空に閉じ込められたツバメさんであり、もう本来自分がいた世界の主人公と再会することは出来ないという悲しみを背負っています。

シリアスすぎるよ!

そんな内容だったとは誰が予想出来たでしょうか......。
加えて、主人公は何故、幽霊に耐性があり平気なのか、逆に何故女の子を苦手としているのか、主人公の過去、そしてトラウマ。そうした発端を元に、その全てに明確な理由と解答が用意され明かされていくストーリーはさながらアトリエかぐやさんが得意とする伝奇モノのテイストをふんだんに盛り込んだシナリオゲーとなっており、その全貌は他のヒロインのルートもクリアしないと明らかにならないという複雑怪奇、見事な伏線が張られています。

『LOVEトレ』とは、エッチなトレーニングでありながら、女性に対しての苦手意識を克服するだけはなく、それ自体が主人公を淫魔や鬼などから救う為のものであり、同時に囚われている幽霊を救うものでもあるというダブルミーニングになっていて極めて緻密な構成の作品になっています。

主人公が最初に見る夢も、普段の作品だったら童貞の主人公がエッチな夢を見るという程度のことなのですが、今作では何故か奇妙なエフェクトが掛かっており、一見従来の作品と同じようなエッチな夢でありながら、奇妙な違和感が付きまとう。それはただの夢ではなく、野望を叶える為、夢魔が見せているのですが、そうした後から気づく伏線が大量に張られており、終始感心していました。

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お姉さんに誘惑される明るくエッチなという表向きはいつもと同じノリのように見せながら、実際は非常にシリアスで予断を許さない構造となっているのでその触れ幅に驚く事間違いない。

ヒロインは、つばめ、澪火、彩乃の3人ですが、それぞれで違うオカルト現象が発生し主人公はそれに対処していくことになります。その中でも全体的な問題が解決するといえる√はつばめ先輩√で、一番シリアスなのもまたこの√でしょうか。

そして今作ではまたヒロインとの感情のやり取りが非常にセンシティブであり、昨今の綺麗になりすぎたエロゲーのヒロインに対してアンチテーゼのような強烈な個性、そして役割を担っています。

ヒロインは全員処女ではありません。
そして処女ではないということは、前に彼氏がいたわけで......。

過去、様々な炎上案件によりタブー視されている前の彼氏の話題がヒロインの口から出るといった、プレイヤーの心をザクザクと鋭利な刃で斬りつけてくれる綺麗なだけじゃないヒロイン達。

やめてくれぇぇぇぇぇぇえ!!!!!!!!

耐えれない!!!(錯乱)
処女厨並の感想

と、言っても過去の例、それこそ下級生2のたまきなどとは違って、それは決して前の彼氏と比較したりするものではなく、ちゃんと心、感情は主人公に寄り添っていて、そしてそのことを後悔、申し訳ないと思っていたりもして関係が進むごとに『LOVEトレ』といっていたのがそれぞれ独占欲全開になっていくといった関係性の変化もまた心地良く、その感情の機微がやっぱり今となっては失われて久しいものだと思う。そう、それこそが人間ではないだろうか! ゴッデスゴッデス

ある程度こうしたことが意図的だなって思う部分が、ヒロインにはそれぞれ3つのEDが用意されているのですが、つばめ先輩√のEDのうちの一つでは、鬼が「この女は、過去にお前ではない誰かと関係を持ち処女ではない。私の力を使って記憶を消し処女にしてやることも出来るのだぞ」とか、それはもうこっちの精神を蹂躙するべく考えられないような鬼畜発言をしてくるのですが、それに対して主人公が、今のつばめさんが好きだといって解決に向かます。思わず心が揺れ動く鬼さんの提案だよ(笑)

このように波風を恐れない姿勢というか、普通だったらこんな台詞言わせたらどうかなって思うじゃない(笑)
余計な波乱は避けたい、止めておこうってなるのに......。

なのにあえてそれをやる精神、ロックだね!

主人公は元々、彩乃先輩のことが好きだったので、他のヒロインに告白すると、そのヒロインが本当に私で良いのか不安になったりといった、最初のエッチなお姉さんに誘惑されるという構図から一転、かなり気を遣ってくるというか、内面の部分がクローズアップされてくるようになり、よりヒロインとの仲を進展されていきます。実際、付き合い始めて正式な彼氏彼女になると、最初は(主人公に対して)ズバズバ聞いてきたけど、彼女になったから聞かれて嫌な事は聞かないよとか、とても気を遣ってくれるようになったりと、とても繊細な変化をしていきます。澪火先輩にしても、主人公に対して本気になってしまうと独占欲全開にしてくれますし、それは彩乃先輩にしても同様で、そこがその変化がとても心地良い。


正直、プレイした感触がいつもと全く違います。
普段だったらもっと何も考えないで明るく楽しくエッチに楽しめるみたいな方向性のゲームなんですけど、今作は明らかにシナリオゲーになっていて、それぞれの√を全て攻略しないと全容が見えず、あのゼルダに登場する妖精みたいな存在とか、摩訶不思議なバッドエンドとか全貌が解明されるまで謎が謎を呼ぶといった構成が、このお姉さんに誘惑されるゲームで登場するとは衝撃的でした。

そういう意味でも間違いなく野心作であり、今後に繋がる新たな可能性を示した1作なのではないでしょうか。
後から振り返ってみれば、今作がターニングポイントになっていた、そんな予感を孕む神ゲーでした。


【星】
★★★★★★★★★★
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