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【BISHOP】恥辱の制服

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恥辱の制服


悪魔の釜というシステムがある。
新・パルテナの鏡に搭載された難易度自己調節機能の事だ。
このシステムは開発者の桜井氏のゲーム哲学“リスクとリターン”の関係を色濃く体現したものになっている。


さて、本題に移ろう。
エロゲーにおいてのリスクとリターンは何か?


最も分かり易いのは、度々話題しているかもしれない暴力ヒロインとラッキースケベの関係だろう。
これは、ヒロインの暴力が許容されるのはラッキースケベという対価を払っているからであるというものだ。

つまり、ラッキーという報酬があるからこそ、それに対してヒロインがギャグ的に一撃を喰らわすというパターンがお約束として成立しているのであって、これが一方的に主人公に何ら落ち度もないのに暴力を振るってくるようなヒロインがいるとすれば、最早それは魅力でも何でもなく、ただのキチガイと言って良いだろう。事実、一昔前のあれほど溢れかえっていたが、少なくともエロゲーにおいて現代的ヒロインとしてはここ数年で一気に淘汰され、今では絶滅危惧種であり見掛ける事も少なくなった。


ここでより哲学的なAgendaを考えてみたい。
エロゲーにとって、『凌辱』とは何かである。


凌辱とは何か?


この価値観において、正道な回答はただ一つ、『復讐』だろう。
痴漢専用車両2など、自分を陥れた対象に対して復讐目的の作品という形が最も適切であり、矛盾がない。

何故こんな堅苦しい話をしているかと言えば、現状を考えたとき例えばそれこそ学園ソドムのような作品であったり、Guilty系列のような暴力的な主人公が一方的に凌辱し蹂躙するだけといったような作品はほぼ衰退している。これは凌辱ゲーム規制などの表面的な問題があるとはいえ、むしろ心理的な原因の方が大きいのではないか、ハッキリ言えばこういうことだろう。


ヒロインが可哀想!!


これに尽きる。
つまり、凌辱されるようなヒロインは憎悪の対象でなければならない。
凌辱されるだけの理由が必要なのである。

何ら原因や悪い所のない清純なヒロインが一方的に凌辱されるだけというのは、心理の根底においてユーザー側に可哀想という感情を想起させてしまう。逆にヒロインが憎ければ憎いほど、嗜虐心において凌辱行為にカタルシスが発生する。通り魔殺人に情状酌量の余地などないように、原因は怨恨でなければそこに意義は見い出せないのと同じだ。

故に、ただ一方的に凌辱するだけの暴力的作品が衰退してくのは道理だと言える。
単純にゲームとしても物語的な面白さが特に発生するわけでもなく、或いはヒロインとの関係も何もあったものではない為、ただただそういうだけのゲームになりがちで、そうした作品は過去に山程あったが殆どが共感を得られなかった。

以降を踏まえて、『恥辱の制服』を見ていこう。





電気屋さんがブチ切れるの見て、相棒の電飾の話思い出した
すみません、全く内容に関係ないです(笑)


硬い喋りは肩が凝るだけなので止めよう。だって書いてて面白くないんだもん(´・ω・`)


それはそれとしてBISHOPさんの『恥辱の制服』ですが、改めて本当に良く出来ています。
開発していて何処まで考えられ理論化されているのか分かりませんが、これ以上ないほどシステマティックで驚愕してしまう。これは最初からこういう構造だったのではなく、長年の蓄積と積み上げによって完成した形だとするなら感動を覚えます。

高飛車金髪ヒロイン芹華ちゃんは完全に犯される専用キャラ(笑)

主人公の元同級生で過去に虐めていただけではなく、再開してからも相変わらずの女王様気質で酷い態度をこちらに向けてくるという典型的復讐される為にいるヒロインと言って良いでしょう。こういうヒロインにおいては、それこそ徹底的に主人公、そしてこの場合のプレイヤーに嫌われる為の行動、言動を取ってくるわけですが、これはどれだけ嫌われるか、嫌われれば嫌われるほど、反骨心が育ち、復讐するのが楽しみになるわけですから、凌辱ゲーにおいて絶対に必要なタイプのヒロインと言えるのではないでしょうか。

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感無量の瞬間。
これぞまさにやられたら犯り返す。まんぐり返しだ!


そして流石はBISHOPさん、まさか最後の最後に土下座を入れてきたのには笑った。
思わず半沢直樹を思いだしたんですけど、あれも圧倒的に不利な状況から逆転して、それまで散々こちらを虐めてきた憎らしい相手に土下座させるからカタルシスが凄いのあって、まさに物語としての面白さの真髄と言えるでしょう。

だからこそ、この芹華ちゃんがここまで酷く堕とされてるわけで(笑)
そういう相手だからこそ一番手酷く復讐されるというのがビジュアル的にも分かり易く表現されています。
現実でも余計な一言からトラブルに発展するような事件が絶えませんが、自分勝手にストレス発散なのか相手に悪意を向けているとこうなりますよという教訓を教えてくれます。リスクとリターンを実に上手く体現したヒロインになっているのではないでしょうか。


じゃあ他のヒロインはどうなのか?
これが難しい。だって皆超良い人(笑)


女性が苦手で上手く喋れない主人公に対して、陽菜ちゃんは兎も角として優しく接してくれます。
それこそ二次元にしか存在しない心の美しい清純なヒロイン達で、デパガの香純ちゃんなど、他の店員さんが主人公に対して悪く言うのを咎めて擁護してくれたり、完全に天使です。BISHOPさん的にもピンク髪は清純派淫乱ピンクという系譜なのでカラーバリエーションもバッチリですが、他にナースの綾さんや人妻の明美さんも、主人公に対して分け隔てなく接してくれるどころか、むしろ好意を向けてくるので、こんなに良い人達を手に掛けるのかと思うと罪悪感が半端ありません(笑)

そう、この罪悪感!
こうした正統派ヒロインを凌辱する事に何処にリスクとリターンがあるのかと考えると、ゲーム内においては存在しない。一方的に主人公が相手を陥れるだけで、最初はあんなに好意を向けてくれていてヒロイン達が、裏切られたという目でこちらを見て、罵ってくるのは結構辛いものがあります。過去に嫌な目にあってきた主人公だからこそ、こんなに優しいヒロイン達と普通に幸せになれたんじゃないかなどと凌辱ゲーをプレイしてるのにあるまじき思考に陥ることにヽ(;´Д`)ノ


が、実はそれがリスクとリターンになっている。
つまり、こうして手に掛けるのを躊躇う気持ちだったり、申し訳ないという感情、ヒロイン達に対して主人公、この場合のプレイヤーは好意を持っていて決して復讐したいと思っていない。そういうヒロインだからこそ罪悪感を感じるわけで、そのプレイヤーが思う事こそがリスクとリターンを成り立たせるんですよね。

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趣味はエッチな下着でオナニーなだけで、こんな天使が酷い目にあって本当に喜べるだろうか?
いや、ない(断言)

すると、どうなるか?
酷いエンディングを迎えないんですよ(笑)
凌辱ゲーであっても心境として酷い結末を迎えて欲しくないっていう心理が働く。っていうかむしろ心が耐えられないw
BISHOPさんのゲームが素晴らしいのはそれを確実に反映してるってこと。そういう微細な心境を汲み取ってエンディングまでの流れを組み上げている、ここが凄い。

凌辱ゲーに見えて、ラストはいっつも幸せそうでしょう?
むしろただのバカップル状態(笑)

だがそれがいい!

だからいいんですよ。
奴隷とは言うけど、傍から見たらちょっと過激なカップルであって実際は彼女ですよ。これが本当に奴隷だったら陽菜ちゃんの言うとおり風車で回されたり売られたりするんだろうけど、絶対にそんな事にはならない。主人公も、自分専用のマンコなんだからそんな事するか! とか切れてるし、この答えの出し方こそが、凌辱ゲーの辿り着いた叡智であり、このラストだからプレイヤーが安心出来る。

結局のところ凌辱ゲーであっても、悲惨なEDで後味が悪かったりとかいうのは、プレイヤーにしてみれば気持ち良くないし、爽快感もない。それはつまりゲームとしての娯楽の本質“面白さ”が欠けてるってことになってしまう。

かつて数多のただ凌辱するだけのゲームがありましたが、それが続かないのは面白さが欠けていたってこと。
何故BISHOPさんが作り続けられるのかといえば面白いから。そういう単純な理屈が成り立つ。

つまり、よくよく考えると凌辱ゲーの皮を被った純愛ゲーなんだよね。
だからたまにBISHOPさんが純愛ゲーを作ったとき、そこらの普段純愛ゲー作ってるメーカーが作るゲームより面白いのは、こういう理論が応用されているからであって、アトリエかぐやさんにしても、価値観を突き詰めることでエロゲーの面白さは偶然生まれるのではなく、明確に理論化して作れるということを証明していると思う。

今作においても、最初に好意を向けてくれていたヒロイン達は、最後にももっと深い好意を向けてくれるようになります。
それは一週周って元に戻った、戻ってないんだけど、感覚としては最初にヒロインに感じた手触りに戻っていて、決してヒロイン達が悲惨すぎて後味が悪いというようにはしてこない、こういうところですよね。

作品に、やる気と確かな追求、拘り、価値観、どうあるべきかという試行錯誤が伝わってくる、その熱意があるから面白い。面白くて当然だわ。

今一番エロゲーを面白くなくしてるのは、乱発されるただ作ってるだけの熱意を感じられない空疎な商業作品の数々。ライターがとりあえず納期に間に合わせただけとか、流行に乗っただけとか、何も考えてないんだろうというのがありありのいい加減な出来で平気で出してくる。だから駄目なんだよ。そんなものは誰も説得出来ない。
今やそのメーカー格差が生み出すゲームの面白さは天と地ほど開いてるのですが、どうにもならないんだろうな......。


そうそう、ゲームの話をあんまりしてない気がする(笑)

設定から盗撮ゲーかと思ってたんですが、そんなことはなかった!
盗撮はあくまで脅迫の手段であって、そのフェチズムにフィーチャーしたものではなかったとは、この孔明でも見ぬけんかったわ。ハハハ......ハハ......。

プロローグでカメラを仕掛ける場所とか選択肢が出るから、そういうゲームなのかと思いきやゲームオーバーになるし、トイレシーンを楽しむとかそういうタイプとは違いましたね。盗撮CGも下着の差分くらいで種類があるわけではないですし。

そこは割り切って、盗撮を楽しむのではなく、それを使ってヒロインを脅迫して関係を持つという潔い良い構成。
こういう何をメインにするのかがキッチリ整理されている作品というのはそれだけで期待出来る。
そうした設定やシステム的なものもあり、人妻の明美さんに至っては夫に何度も中出しされるところ見ないといけないということもあって、こっちが寝取ってるのに寝取られを味わうという良く分からないジレンマを抱える事に(笑)


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こんな乳をしてるのが悪い。そもそも主人公に滅茶苦茶優しくてこんなおっぱいさえしてなければ衝動的に襲われる事もなかったろうに......そして、押しに弱い。うーん、これぞ人妻プライスレス


エッチシーン自体も一つ一つが独立してるというより、組み合わせで成り立っていたりするので、どれがどのシーンだったのか若干分かり辛い面もあるのですが、あくまで些細な事でしかなく、それは今後の作品において改善されていくでしょう。

進行度が%でテキストウインド左に常に表示されていて、イベントが何パーセント以上で進行というのも表示されているのでめっちゃ親切。エッチシーンでもこのまま表示されてたら邪魔でしょうがないだろうと思ったのですが、イベントシーンではキッチリ表示されなくなるので、やっぱり分かってるメーカーさんは違うね(笑)
テキスト枠の濃度を0%にしてるのに、額縁だけ残して透明とか馬鹿なメーカーもあるというのに......。

ゲーム内の期間も普通に攻略していれば全員クリアしても日数が余るくらい余裕を持って設定されていますし、妨害要素といった進行を阻害するようなものもないので、細かい事を考えなくても自由に攻略を楽しめます。


ヒロインとしては、犯され力No.1の芹華ちゃんがぶっちぎりな気がしますが『豊森 綾』役のCV:藤邑 鈴香さんの声は、妙に耳に残るというか、良い意味で粘着質な声質で何か台詞聴いてて面白かったですw

香純ちゃんのラストのウエディングシーンなんかは従来とテイストが違いすぎて、非常に珍しいタイプのシーンというか、CGにしてもやっぱり上でダラダラ書いてるような事を少なからず意識してるからああいうシーンなのかな、何かあそこで空気感が違ってるというか、濃厚な純愛ゲーテイストを感じた。


完成度としては屈指の出来でありこの水準で作れるところというとBISHOPさんくらいしか存在しません。
『凌辱』ゲーというカテゴリーにも関わらずプレイ感覚は非常に爽快感があって( ;∀;) イイハナシダナー ってなるED後の充実感はやっぱりヒロイン達が何だかんだで幸せそうだからに尽きるんだと思います。


学園モノが多い中、久しぶりというか、珍しい職業モノのということで制服にフィーチャーしていて、学生や女教師とはまた違って楽しめました。特に制服モノなだけにヒロインがお姉さんばかりなので個人的に嬉しい(笑)

次回作に早くも期待ですが、やはり次は学園モノかな?
好きなキャラは学園長(定番のネタ)


【星】
★★★★★★★★★★
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