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【ウグイスカグラ】紙の上の魔法使い(2014年度)

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これ面白いか?


壮大な茶番......もといあまりにも矮小な茶番の果てに何も残らない(゚Д゚)ボーゼン


ラストはアレですか?
脱法ドッラグを吸ってアヘアへ(^p^)言いながらお人形遊びしてるようにしか見えないんですが......。


『紙の上の魔法使い』
ですが、2014年の積み残しというわけではなく(笑)
私の知り合いにシナリオゲーが好きで批評空間とかで点数が高いソフトを買うって人がいるんですが、私は普段見ないので知らなかったんですけど、評判が良いらしいって事でおススメされたのですが、「微妙じゃない?」ってメール送ったらまだクリアしてないからネタバレ厳禁って返信は来たんですけど、自分でプレイしてないのに何故人に薦めたのか......?


構造がメタフィクションになっているんですけど、主人公やヒロインが魔法の本の上で役割を演じさせられるというメタフィクションでありながら、実は更に物語に登場する全てのキャラクターが“本の役割を演じさられる為の役割を演じるキャラ”にしかなってないという2重構造のメタフィクションになっていて、やってることは伏線の回収じゃなくて、そのつど都合良く後付けの設定を盛り込んでるだけちゃうか?

『金田一少年の事件簿』という漫画がありますが、ちょうど今マガジンで連載している話を読むと分かり易いんですけど、どうみても殺人の舞台として設定されているとしか思えない施設に行って連続殺人が起こります。これはミステリー作品のお約束と言っても良いんですけど、『金田一少年』が面白いのは、地獄の傀儡師・高遠遙一のルーツが何かって話になってますけど、そのルーツは間違いなく高遠の父親が作った殺人建築物なんですよ(笑)

ミステリにあがちな殺人の舞台、殺人を実行する為に設定されたとしか思えないような建築物だったり構造物は、作中で殺人を実行する為に作られていると明言しているところがメタ的で面白い。いや、まだ明言してないんですけどwww

でもこれはこれまでの展開、そして今回の事件の露骨な舞台設定といい今後間違いなくこういう物語になるので、目が離せないんですが、何が言いたいかというと、『紙の上の魔法使い』というのは悲劇を量産するシステムに沿って、起こるべくして悲劇が起こっているのであって、全然こう物語としての躍動感がないんですよね。

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まさにこの言葉通りです。設定を幾ら作って悲劇を付け足しても、そこに自然な面白さはない。
この台詞のところで吹き出しました。その台詞はこっちが言いたい!

露悪的というか、意図的に悲劇をバラ撒く装置が作られ、その上に配置された駒が自動で悲劇を紡いでるだけで、オートメーションでやってるようにしか見えず、主人公がどうこうヒロインがどうこう以前に全てがそれこそ幻想図書館の中で行われているだけの茶番にしか見えないってのが......。

あの最後の冗長な天使と悪魔にいつまで同じことをやってるのかと相当ウンザリでした。

クリンベリル「どうせお前の妄想なんだし、心なんて都合良く弄ればいいんだよ」

妃「いい加減引きこもりは止めてサッサとフラれれば?」


天使と悪魔というのは言うまでもなく、財布を拾ったときなんかに現れる、警察に届けるor中身をパクるという甘い囁きのことなんですが、これが救えないのは、仮に天使だろうと悪魔だろうと、どちらにしても『夜子』の自己満足に過ぎず、コイツの所為で死ななければならなかった主人公や、その妹の妃ちゃんには何一つ救いがない。

というか、この物語自体がメンヘラのリハビリに巻き込まれて、大勢の人間が命を落とし不幸になるという内容なので、自分の浅ましさで、ただひっそりと愛し合っているだけだった兄妹を壊し、妹を寝取らせようとさせ自殺に追い込み、それを知って主人公は後追い自殺をするという完全に関係性が完結していた兄と妹を巻き込んだだけ。更に主人公に好意を抱いていたクラスメイトの存在を周囲の記憶から抹消し、自分の為だけの人形と仲良くオママゴト。

解決作はこのくだらない図書館を中の蔵書と一緒にさっさと焚書してしまうことでしたが、アレな母親の遺伝子を受け継いだアレな娘が次から次に自覚もなしに悲劇を起こし続けるという喜劇なんですよ。


真実がどうこうとか覆い隠されて云々とか、どうみても作風や構造、展開が『うみねこのなく頃に』のフォロワー作品なんですが、デッドコピーというか『うみねこ』の大どんでん返しが効果を最大に発揮するのは、北風と太陽を丸々1作全て使って行った挙句、ようやくラストで希望が見え始めたところにm9(^Д^)プギャーwwwwwwするからであって、殆どが共通√と言う名の『夜子』√の今作において、細かく地続きで章(魔法の本の物語)重ねていく為、衝撃の真実がイマイチ衝撃にならずに起伏があるようでない。

最大の問題点はメインヒロインを描けてないことに尽きるんでしょう。

誰がどう見たって妹の妃ちゃんがメインヒロインなんですよ。
他の男に抱かれるくらいなら兄への気持ちを貫いて死を選ぶほどに覚悟を決めてる。
そんな兄も、妹の死を受けてすぐさま後を追って死を選ぶほどに、2人の気持ちは尊い。


それがメインヒロインに位置づけられている『夜子』はというと、引き篭もってるだけだから心が成長せず、現実も受け入れられずにママに頼ってワガママを正統化させようとするだけ。


世の中に不満があるなら自分を変えろ。
          それが嫌なら耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ。それも嫌なら…

この少佐の言葉通りなんですよね。それも嫌なら死ぬしかない。
本来、最後に死を選ばなければならなかったのは『夜子』本人であり、全てが明らかになっても『夜子』だけが何の覚悟もなく都合の良い妄想に耽っている始末。本来ただ主人公を好きになってしまったという理由だけで巻き込まれた『かなた』ちゃんですら、愛の為に死を選ぶ覚悟を決めているというのに。

『うみねこ』とはそこが明確に違っていて、あの作品はどんなに残虐な拷問をされようと、どんな仕打ちをされようと、ベアトリーチェが絶対的なヒロインというのは決して揺るがない。だからどんでん返しや、解になってからの囚われたベアトリーチェを助けたくなるのであって、この作品で『夜子』が幼い頃トラウマを受けてたから助けたくなるかといったら全くならないし、母親の方も精神疾患でどうにもならないわ、メインヒロインになってないんだよね。物語の中核が不在なのにクリンベリルとかいう腐れ魔法使いが挑発行動に出てくる所為でストレスマッハ......。

この作品では『夜子』ただ1人だけが確たる意志を持たない。
自らの恋心から目を背け現実を否定することでただ1人だけ前へ進めない。
それなら誰にも迷惑を掛けず引き篭もっていればいいのに、それも出来ないどころから他人に干渉し、その人を不幸へと陥れていくというどうしようもなさ。

決して悪くはないけど、何を伝えないのって感じ。
恋や恋愛は綺麗事だけじゃないっていうのを伝えたかったんだとしたら、少なくともダダを捏ねてるだけのメインヒロイン『夜子』からはそれは伝わってこないなぁ......。


最後に、この価格で発売しておいて流石にCG&シーン回想が開けないっていうのはお粗末なのでは......?
フルプライスにも関わらずエロゲーでは今更当たり前の事とか言っても流石にデバックくらいしよう......。
一応、修正パッチが出ているようですが、こんな初歩的な事を放置してパッチ対応っていうのはちょっと......。
わざわざ後から回想開かないだろうからいいんですけどね......。



【星】
★★★★★★★☆☆☆
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